バンナムHD、第3四半期の営業益は30%増の698億円と大幅増 ドラゴンボールやガンダム、アイマス、プリキュア、アイナナなど主力IPが貢献

バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(2月6日)、第3四半期累計(18年4月~12月)の連結を発表し、売上高5287億円(前年同期比9.4%増)、営業利益698億円(同30.7%増)、経常利益714億円(同30.6%増)、最終利益535億円(同30.9%増)と大幅増益を達成した。

 


同社では、各事業において主力IPや商品・サービスが好調に推移した、としている。セグメント別の状況は以下のとおり。


[トイホビー事業]
売上高1839億円(同11.9%増)、セグメント利益220億円(同66.3%増)だった。国内及び海外において「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデルやコレクターズフィギュア等のハイターゲット層に向けた商品や「ドラゴンボール」シリーズ等のカード関連商品等が人気となった。

国内においては、ハイターゲット層向けの商品、「ドラゴンボール」シリーズや「仮面ライダー」シリーズ、「プリキュア」シリーズ等の定番IP商品が好調に推移した。

海外においては、アジア地域において「機動戦士ガンダム」シリーズや「ウルトラマン」シリーズの商品等が人気となったほか、中国市場での事業展開強化に向けた取り組みを行った。欧米地域では、コレクターズフィギュアや「ドラゴンボール」シリーズのカード商品等のハイターゲット層に向けた展開を推進した。


[ネットワークエンターテインメント事業]
売上高2385億円(同4.6%増)、セグメント利益353億円(同7.6%増)だった。ネットワークコンテンツにおいて、ワールドワイド展開している「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」や「ワンピース トレジャークルーズ」、国内の「アイドルマスター」シリーズなどの主力タイトルがユーザーに向けた継続的な施策により安定的に推移したほか、「ドラゴンボール レジェンズ」が好調なスタートをきった。また、新プラットフォームの立ち上げ等の新たなサービス創出に向けた取り組みを行った。家庭用ゲームにおいては、ワールドワイド向けの新作タイトル「ソウルキャリバー6」の販売が順調なスタートをきったほか、既存タイトルのリピート販売や国内新作タイトル等の販売が好調に推移した。


[リアルエンターテインメント事業]
売上高751億円(同14.2%増)、セグメント利益41億円(同147.1%増)だった。業務用ゲームにおいて「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」新シリーズ等の販売が好調に推移した。アミューズメント施設においては、国内既存店は前年同期に及なかったが、バンダイナムコならではの体験を楽しむことができる場を提供する新業態の出店等により、好調に推移したという。


[映像音楽プロデュース事業]
売上高316億円(同20.6%増)、セグメント利益72億円(同59.6%増)となった。「ラブライブ!サンシャイン!!」や「アイドルマスター」シリーズの映像パッケージソフトや音楽パッケージソフト等が人気となった。また、「アイドリッシュセブン」等のIPのライブイベント及びそれに関連した商品販売が好調に推移した。


[IPクリエイション事業]
売上高148億円(同18.8%増)、セグメント利益35億円(同9.0%減)だった。「機動戦士ガンダム」シリーズのTV作品や劇場公開作品、「アイカツ!」シリーズのTV作品等が放映・公開され人気となったほか、「ラブライブ!サンシャイン!!」の新作劇場公開に向けIPの話題喚起を行った。


 
■2019年3月通期の見通し

続く2019年3月通期の業績予想を上方修正し、売上高7100億円(前回予想6500億円)、営業利益750億円(同600億円)、経常利益760億円(同610億円)、最終利益540億円(同430億円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が9.2%増、営業利益が25.0%増、経常利益が24.6%増、最終利益が25.6%増となる。第3四半期までの実績を踏まえた、としている。



株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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