インテージは、スマートフォン、パソコン、両デバイスを併用する各ユーザーのログデータを一元化し、デジタルメディアの推定利用者数、利用率、利用時間、利用デバイスなどの利用実態を正確に計測できる「デジタル統合視聴率(ベータ版)」の提供を開始した。
「デジタル統合視聴率(ベータ版)」は、スマートフォンとパソコンを一元化したログデータにより、現在のデジタルメディア利用実態に即した指標を提供する。特にスマートフォンではiOSとAndroidの主要OSを包含したうえで、ブラウザとアプリの使用状況まで把握でき、このログデータ収集範囲のスマートフォンに、パソコンも統合されたデータとしては1万3000人と日本最大の規模となる。
これにより広告主はもちろん、デジタルメディア、インターネット広告のプラットフォーマー、広告代理店などが、より正しく各デジタルメディアの価値を把握できることになり、マーケティング活用の促進などを行えるようになるという。
これまでデジタルメディアのログデータは、スマートフォン単体(または単一OSやアプリデータのみなど)、パソコン単体など個々の限られた区分を元に作られた指標が主流だったが、最近は両方のデバイスを使うことが一般的となり、個別のログデータからでは測定できない状況が課題となっていた。