新規上場企業の紹介-KLab(東証マザーズ・3656)

KLabが9月27日、東証マザーズに新規上場する。同社は、もともと、00年1月、サイバードの研究・開発部門として設立された会社で、一時は、USENの子会社だったこともある(04年11月~07年2月)。いわゆるSAPとして事業を展開している会社としては、初めて上場することになる。 主力は、ソーシャルゲームを提供するソーシャル事業だ。11年8月期の第3四半期累計の売上高は、18億4300万円と、全体の上に占める割合は54.4%だった。2010年8月期の売り上げは、8億0900万円で、2011年8月期は第3四半期段階ですでに前の年の実績は大きく上回った。  「恋してキャバ嬢」や「真・戦国バスター」、「恋して彼氏」など9タイトルを「Mobage」や「GREE」、「mixi」などのプラットフォームを通じて提供中だ。プラットフォーム別売上高は、DeNAが約10億円、グリーが5億7700万円となっている。 このほか、音楽や電子出版、テレビ局などからコンシューマ向けコンテンツの企画、開発、配信の受託サービス(SI事業)や、ホスティングサービスも提供している。 業績については、11年8月期は、売上高56億1000万円(前期比90.0%増)、経常利益9億2200万円、当期純利益5億4100万円を見込む。第3四半期までの累計では、売上高33億8500万円、経常利益3億6300万円、四半期純利益1億9800万円だった。 なお、新株発行(3億4500万円)と第三者割当増資(1億8400万円)で調達した資金については、ソーシャルゲームに係る人件費や採用費として4億円、ホスティング費用として3000万円、オフィス増床費用として1億円を充当する予定。 ソーシャル事業の「対処すべき課題」として、スマートフォンへの対応に加えて、自社プラットフォームの構築、国内ソーシャルゲーム市場の飽和に対する対応策をあげている。特に、国内市場の飽和に対する対応については、ブラウザゲームやMMORPGへの進出、ソーシャルゲーム以外のアプリの提供、海外SNSプラットフォームへの展開をあげている。  

 〈業績推移〉

(100万円/円)

  2007年8月期 (実績) 2008年7月期 (実績) 2009年8月期 (実績) 2010年8月期 (実績) 2011年8月期 (予想)
売上高 2,098 2,216 2,365 2,953 5,610
(前期比) - 5.6% 6.7% 24.9% 90.0%
経常利益 102 27 53 131 922
(前期比) - -73.5% 96.3% 147.2% 603.8%
純利益 63 -60 93 209 541
(前期比) - - - 124.7% 158.9%
1株利益 32779.83 28886.46 34908.26 48347.65 115.62
1株配当 - - - - -
(注) 2011年4月21日付で1対300株の株式分割を実施。   〈会社概要〉 本社=東京都港区六本木六丁目10番1号 URL=http://www.klab.jp/ 社長=真田 哲弥 設立=2000年8月 発行済株式数=491万0600株(上場時) 資本金=5億8385万円(2011年5月月31日現在) 大株主=真田 哲弥103万2300株(19.14%)、SBIビービー・モバイル投資事業有限責任組合56万1600株(10.41%)、SBIブロードバンドファンド1号投資事業有限責任組合55万1700株(10.23%)、SBIホールディングス48万株(8.90%)、SBIビービー・メディア投資事業有限責任組合39万7800株(7.38%)、IMJモバイル38万7000株(7.18%)   〈上場要項〉 公開株式数=92万2500株(公募=22万9700株、売出し株=57万2500株、オーバーアロットメントによる売出し=12万0300株) 仮条件決定日=9月5日 ブック・ビルディング期間=9月7日~9月13日 公開価格=9月14日 申込期間=9月16日~22日 払込期日=9月26日 売買単位=100株 主幹事証券=大和証券キャピタル・マーケッツ   (※)本記事は、目論見書をもとに作成しました。
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高339億円、営業利益21億円、経常利益15億円、最終利益7億6000万円(2020年12月期)
上場区分
東証一部
証券コード
3656
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