バンダイは、キャッシュレス決済対応のカプセルトイ自販機『スマートガシャポン』を4月より国内で初めて本格稼働すると発表した。
『スマートガシャポン』は、キャッシュレス決済で商品を購入できるカプセルトイの自販機で、操作用タッチパネル及び Suica 等交通系電子マネーの読み取り機1面と、商品販売機5面が1セットになっている。現在は交通系電子マネーのみの対応だが、順次、二次元コード決済などにも対応する。
【購入方法】
① 操作用タッチパネル上で購入したい商品を選択。
② 交通系電子マネーを読み取り機にかざして支払いを行う。
③ 購入したい商品が入った自販機のハンドルを回して商品を取り出す。
【導入によるメリット】
従来は目視でしか確認することができなかった商品の販売データを、電子的に遠隔地で取得できるようになったため、ガシャポン公式WEBサイト内のサービス「ガシャどこ?PLUS」(テストサービス稼働中)で、自販機の設置場所と販売商品の情報を提供することが可能になった。
また、設定によって商品購入後、タッチパネル上で抽選ゲームを表示するなど、商品購入時のエンターテインメント性を向上させる機能も有しており、さまざまな用途での使用が可能となった。
【今後の展開】
JR池袋駅(東京)に導入し、設置場所を順次拡大して2019年5月末までに50セットを全国に導入する予定。今後は、キャッシュレス決済の利点を生かした柔軟な価格設定など、さらなる進化を予定している。ただし、従来の小銭使用型自販機も電源不要などのメリットを生かして併用するという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイ
- 設立
- 1950年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 竹中 一博
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1491億5500万円、営業利益122億4100万円、経常利益134億4600万円、最終利益99億4700万円(2023年3月期)