【速報1】DeNA、2020年3月期のゲーム事業は新作中心に増収増益を目指す ポケモンとの協業タイトルや『マリオカート ツアー』の貢献に期待
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の守安功社長(写真)は、本日(5月10日)開催の決算説明会で、任天堂<7974>との協業タイトル『Mario Kart Tour(マリオカート ツアー)』や、ポケモンとの協業タイトル、DeNAの新作タイトルなどで、2020年3月期のゲーム事業は増収増益を目指す考えを示した。新作タイトルが業績拡大をけん引するという前提で、既存ゲームのみを取り上げていくと、減収減益になる見通しだという。
この日明かしたポケモンとの協業タイトルについては、グローバルで人気を博す「ポケモン」を活用したスマホゲームを今期より配信する予定とするもので、何度か質問が出たが、守安社長はいずれも「回答は差し控えたい」と詳細を明かさなかった。ゲーム内容やリリース時期、配信エリア、ビジネスモデル、役割分担などの詳細は後日アナウンスする。「当社としてもとても期待しているので、ぜひ楽しみにしていただきたい」。
なお、2019年3月期の決算で、同社のゲーム事業は売上収益が835億円(前の期比で14.7%減)、セグメント利益は182億円(同27.2%減)と減収減益だった。ユーザ消費額は減少したことが主な要因だ。ただ、費用面では、販売促進費・広告宣伝費や業務委託費等を中心に筋肉質化を図ったほか、さらなる固定費の最適化を継続的に行い、健全な収益性確保に向けた取り組みを推進した、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432