【ゲーム株概況(5/13)】ポケモンと協業のDeNAが2000円大台乗せ 朝日放送GHDと提携のDLEはS高 大幅減収減益予想のミクシィが売られる

5月13日の東京株式市場では、日経平均株価は週末を挟んで6日続落となり、前日比153.64円安の2万1191.28円で取引を終えた。引き続き米中貿易摩擦の悪化への懸念が広がっているほか、内閣府の発表した3月の景気動向指数速報値が「悪化」となったことも嫌気された。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が朝方から急騰し、2000円大台乗せとなった。DeNAは、前週末5月10日に発表した決算説明会において、ポケモンと協業し、グローバルで人気を博す「ポケモン」を活用したスマートフォンアプリゲームを今期より配信する予定であることを明らかにしたほか、500億円の大規模な自社株買いを実施すると発表したことが材料視されたもよう。

また、第1四半期決算がレンジ予想値を上回って着地したネクソン<3659>も買われ、2019年3月期決算が計画対比で利益上ブレとなった日本一ソフトも高い。

ほか、朝日放送グループHD<9405>との資本業務提携を発表したDLE<3686>がストップ高し、タカラトミー<7867>も決算内容が好感されて年初来高値を更新した。

半面、ミクシィ<2121>が今期の大幅減収減益予想を嫌気する格好で売られ、一時2000円台を割り込んだほか、イグニス<3689>やユナイテッド<2497>の下げもきつい。

マーベラス<7844>は、前場引け後に発表した2019年3月期決算を受けて、後場に入って一段安した。


■関連銘柄
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る
株式会社ディー・エル・イー(DLE)
http://www.dle.jp/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エル・イー(DLE)
設立
2001年12月
代表者
代表取締役社長執行役員CEO 小濵 直人
決算期
3月
直近業績
売上高17億500万円、営業損益5億5900万円の赤字、経常損益5億9000万円の赤字、最終損益5億2000万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3686
企業データを見る