このソーシャルゲームは、タイトルどおりバーを経営するものです。バーのマスターとなって、お店のレイアウトやデザインを重視してマイミクとお店を見せ合ったりすることもできれば、効率のよいレイアウトにしてお金を効率よく稼ぐこともできます。あるいは、メニューや施設を充実させて、楽しいお店にすることもできます。
クリック操作だけで遊べるゲームですが、自由度が意外と高く、それでいて直感的に遊べると感じました。ゲームを遊んだことのない方でお手軽に遊ぶことができます。本当によくデザインされています。
『はじめようマイ・バー』は、飲食店経営という点で、『セルフィれすとらん』と同系統です。共通点として、同じアプリで遊ぶマイミクを、ウェイターやバーテンダーとして雇うことができますし、お客さんをあまり待たせると怒って帰ってしまい、お店の評判が落ちてしまいます。
とはいえ、大きな相違点もあります。たとえば、お客さんが席に座って初めて料理を作り始めたり、店員には体力というパラメーターがあり、適宜回復させないと効率性が低下し、仕事をしなくなったりします。また、一定時間経過するとトイレが水であふれたり、ゴミが散乱したりするので、掃除担当の従業員が必要になります。
ただ、こうした相違点は、『セルフィれすとらん』とはまた違ったソーシャル性の強さの源泉にもなっています。たとえば、店員の体力が落ちてお店で倒れていたとき、マイミクがお店を訪れて回復させてあげることができます。回復してもらった側は安定した経営が可能になりますし、逆に回復させた側にも一定数回復させるとご褒美がもらえるというメリットがあります。同様にゴミが散乱した状態でも同じで、マイミクがお店を訪れてゴミを片付けてあげると、双方にメリットが生まれるようになっています。
マイミク同士がお互いに助け合ってお店を発展させる、というスタイルのゲームとなっており、非常にmixiアプリらしいタイトルかと思います。お店の発展のさせ方に、個人の好みや価値観のようなものがでますので、そういう点からもじっくり交流を楽しむことができるでしょう。
あと、批判というわけじゃないですけど、気になったのは、トイレが妙に開放的だということと、ときどき、すごい格好をしたお客さんが来るということですかね。トイレが詰まったりしたら、お店の中が臭くならないかと心配になってしまいます。
ちなみに、『はじめようマイ・バー』の登録ユーザー数は、8月21日現在、88万人を超えているようです。本当にすごいですね。
【追記】
運営しているHappy Elements社のHPはこちら。赤坂にもオフィスがあるのですね。