【ギークス決算説明会速報②】ゲーム事業は運営収入などストック売上と新規開発収入によるフロー売上で収益計上 今期は新作1タイトルのリリースを予定


ギークス<7060>は、5月14日、上場後初の決算発表となる2019年3月期の連結決算を発表するとともに、東京都内で決算説明会を開催した。決算説明会では、同社の曽根原社長(写真)がまずは説明を一通り行い、その後に質疑応答が行われた。今回はその中から同社のもう1つの主力事業であるゲーム事業について取り上げたい。

同社のゲーム事業は、現在は大手ライセンサーやゲームメーカーなどのゲーム配信事業者と協業・パートナーシップによる事業展開となっており、ストック型の売上となるゲームの運営収入とレベニューシェア収入と、フロー型の売上となる新規開発収入が収益源となっている。

ストック売上については、タイトル運営で一定の収入が入る形になっており、ゲーム内の課金額などによる収益のブレはそれほど影響しないという。一方、フロー売上となる新規開発収入については、「納品時に一括計上している」(曽根原社長)とのことで、タイトルのリリース状況により、収益が大きく変動する。2019年3月期は、スクウェア・エニックスが11月13日より配信を開始した女性向けシチュエーションスタイルRPG『ワールドエンドヒーローズ』の開発を担当しており、これが収益として計上されているわけだ。

続く2020年3月期については、新作は1タイトルのリリースが予定されている。また、新規プロジェクトは2~3本が進行中であるほか、新たな案件の引き合いも多いとのことだ。
 
ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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