エキサイトは、9日、今3月通期の連結業績予想を上方修正し、売上高103億8000万円(前回予想103億5000万円)、経常利益1億3100万円(同6400万円)、当期純利益1億円(同2000万円)とした。
上方修正の要因について、同社では、売り上げがおおむね計画通りに推移する一方、費用の抑制が可能になったため、としている。また特別利益として計上される固定資産売却益が予想を上回った見通しになったという。
同社は、今期より、オンラインゲームの運営や音楽レーベル事業から事実上撤退する一方、翻訳サイトや手芸サイト、レシピサイト等のコンテンツに広告や課金を導入するほか、エキサイトブログにも広告を表示させる等、事業の選択と集中を行っていた。
【短評】
エキサイトは、ポータルサイト「エキサイト」を一種の集客媒体・広告媒体と位置づけ、ポータルサイトの会員ユーザーにオンラインゲームや出会い系、接続サービス、FX、消費者金融等、様々なサービスを提供することで収益を拡大させていこうという戦略であったと思われます。ぼくは、かつてのライブドアの戦略に似ていると感じました。が、この戦略は、あまりうまくはいきませんでした。