nreal、88gのスマートグラス『nreal light』を2019年9月に出荷へ 国内ではKDDIがパートナーに


中国・北京を拠点とするnrealは、重さ88gのスマートグラス『nreal light』を発表した。価格はコンシューマーキットが499USドル、デベロッパーキットが1199USドルとなる。

『nreal light』は、Qualcomm Snapdragon 855を搭載した専用ユニットや、USB C経由でマートフォンなど接続し利用する。レンズ部分の視野角は52°となっている。本体に搭載された3基のカメラによって空間認識を行う。機能としては6Dofや平面の検出、物体認識なども可能となっている。

3DoFに対応した専用のタッチセンサー内臓のコントローラーを使って操作し、振動でのフィードバックも行う機能を備えている。同デバイスはCES 2019での公開以降、デバイスの改良を行っており、フィット感の向上やサングラス同様の折りたたみ機構、カラーリングも選べるように進化をしてきたという。
 



 
開発者版の出荷は2019年9月に予定している。

なお、日本ではKDDIが、パートナーシップを締結しており、国内利用に向けた対応をサポートするという。また、日本人が着用しやすいデザインへカスタマイズし、日本国内向けのスマートグラスとしての可能性について、実証実験を通じて検討していくとのこと。

さらに、同社は今後の5G普及がもたらす変化を見据え、XR技術による時間と空間を超える体験の創出に向けて、2019年6月以降、nrealと共に、日本国内においてさまざまなパートナー企業と協力しながら、スマートグラスを活用した実証実験を推進するとしている。