1月27日付けの日本経済新聞朝刊は、米国のIT大手が雇用を巡って明暗が分かれる状況にあるのに対し、日本のインターネット関連企業は、エンジニアや営業要員の採用を拡大している、と報じている。
報道によれば、スマートフォンなどの急速な広がりを受け、ネット広告や通信販売、ゲームなどの需要拡大が加速しているため、とのこと。
具体的な動きとして、楽天<4751>は、2011年度に前年度比440人増の600人程度の新卒採用を計画。サイバーエージェント<4751>は、2012年4月入社の新卒採用を前年比1.5倍の160人とするほか、Android関連で100人規模の専任エンジニアの追加採用を始めたという。また、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、2011年3月末までの半年でゲーム開発者など約100人を中途採用する方針。
そのほか、人材確保のため、一定の条件を満たす中途採用者に入社準備金を支給する、といった施策も登場している、としている。