【レビュー】DeNAとポケモンがタッグを組んだ『ポケモンマスターズ』を先行プレイ…リアルタイム制にポケモンバトルを組み込んだ意欲作
ポケモンと株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が協業し2019年夏に配信を予定しているiOS/Android用アプリ『ポケモンマスターズ』のメディア向け体験会が開催された。本作は、世界的な人気を誇る『ポケットモンスター』シリーズの歴代ポケモントレーナーとポケモンたちが集結する作品だ。
今回の体験会ではプロデューサーの佐々木悠氏からゲームの解説を受けつつ、メインコンテンツであるストーリーモードを中心にプレイすることができた。本稿ではプレイを経て分かったバトルシステムやポケモンらしさ、キャラクターの魅力について紹介していく。
■メイやカスミ、タケシたちが夢の共演!
『ポケモン』関連タイトルといえば、ピカチュウをはじめとした多彩なポケモンにスポットライトが当たるケースが多い。しかし今回の『ポケモンマスターズ』は、ポケモンのパートナーであるトレーナーを大々的にフィーチャーしている。
『ポケットモンスター』シリーズのファンにはおなじみのタケシやカスミ、『ポケモン ダイヤモンド・パール』でチャンピオンとしてプレイヤーに立ちはだかったシロナ、『ポケモン ブラック2・ホワイト2』の主人公・メイなど、見たことのあるトレーナーたちが一堂に会するという、今まで実現しなかった作品になっている。
本作においてプレイヤーは、大会ワールドポケモンマスターズ(WPM)の出場を目指し、さまざまなトレーナーと協力しながら戦い、成長していく。メインストーリーではこのWPMへ向けた物語が描かれるほか、バディーズごとのエピソードを楽しめるモードも存在する。ちなみに佐々木氏によるとリリース時にはメインストーリーが18章まで実装される予定で、「WPM本戦の途中まで」が描かれるとのこと。その後の展開は、リリース後に順次配信するそうだ。
トレーナーとポケモンがセットになった「バディーズ」として登場するのも本作の大きな特徴。例えばカスミならスターミー、タケシならイワークと、そのトレーナーの代名詞と言えるポケモンがパートナーになっている。一部のバディーズは、特定の条件を満たすとポケモンを進化させることができる。進化させることで、バディーズわざが変化するなど、より頼れる仲間になるだろう。
このバディーズを入手する手段だが、メインストーリーの進行によって手に入るほか、「バディーズサーチ」というシステムからも入手できる。バディーズには★3から★5までの★の数存在するが、これも特定のアイテムを使うことで、★の数を引き上げることが可能。お気に入りのトレーナーと、常に最前線でバトルできるというわけだ。なお、「バディーズサーチ」の排出率について佐々木氏は「ポケモンさんと慎重に協議し、幅広い年齢層に遊ばれる形を想定しております」とコメントした。
▲「バディーズサーチ」のシーン。本作では「ポリゴンフォン」というデバイスが登場し、プレイヤーをナビゲートしてくれる。
■タイプ相性は? 状態異常は? 気になるバトルシステムをチェック
本作のバトルはリアルタイムで進行する。画面下のゲージが時間経過とともにたまり、それを消費してバディーズがわざを放つ、という流れだ。バディーズはわざを最大で4種類使用できる。ピカチュウのでんきショックや10まんボルト、ツタージャのエナジーボールなど、ここでもポケモンシリーズおなじみの技が揃っている。でんきショックよりも10まんボルトのほうが強力だが、その分消費するゲージ量も多い。手数を増やして戦うか、それとも大技の一撃に賭けるかはプレイヤーごとの個性が光りそうだ。
▲バトル前にはおなじみのエンカウントの演出も。本作にはかいパンやろうやバッドガール、えんじといったトレーナーも登場し、ゲームを盛り上げてくれる。
敵味方ともに3組ずつでバトルを行うのも特徴のひとつ。バディーズには攻撃が得意なアタッカー、体力が高く、味方の能力アップを行うサポート、そして状態異常や相手の能力ダウンを狙うテクニカルと、3種類のロールが存在する。アタッカーが攻撃の中心になるのは間違いないが、状態異常などを駆使して戦うのも“ポケモンらしさ”に溢れていて面白い。
一方で、歴代の『ポケットモンスター』シリーズと大きく異なる点も多々ある。すでに紹介したリアルタイム制もそのひとつだが、バディーズは、それぞれ得意なタイプを1つ持っている。たとえば原作だとくさ・どくタイプだったラフレシアは、くさタイプの技が得意となる。
そしてバディーズにつき1つ、「弱点」のタイプが設定されている。この弱点のタイプのわざで攻撃すると「こうかはばつぐん」になるものの、「こうかはいまひとつのようだ」「こうかがないみたいだ」は存在しない。つまりピカチュウのでんきわざがイワークに炸裂し、勝利することも不可能ではないということ。このあたりは「ポケモンカード」にも通じるシンプルさで、タイプ相性を覚えきれなかったライトなファンにも嬉しいシステムと言えるだろう。
さらに何度もわざを繰り出していると、やがて「バディーズわざ」という固有の技を使用できるようになる。「バディーズわざ」はコルニの「命爆発ッ!!」など、原作のゲームにあった名ゼリフやシーンをふんだんに活かした内容になっており、演出も見応え抜群。それでいて相手に大ダメージを与えられるので、強力な相手と戦うときは積極的に狙っていきたい。
なお、本作にはメガシンカのポケモンは基本的に登場しないが、バディーズわざでコルニ&ルカリオのルカ リオがメガルカリオのすがたになるなどの例もある。
今回の体験会では確かめられなかったが、すなあらしやあられといった天候もしっかりと収録されている模様。。またバディーズの中には自動で発動するパッシブスキルを所持しているものも存在し、「無傷時にこらえる状態になる」など、個性的な能力が表現されている。本作におけるパッシブスキルは、『ポケットモンスター』シリーズの特性に近いのかもしれない。
このように、『ポケモンマスターズ』はシリーズが培ってきたものと、今までになかったものが見事に融合した作品となっている。シンプルになった部分も多く、ポケモンバトルに馴染みのなかった人にも手を出しやすいだろう。その一方で往年のファンがニヤリとできる会話も数多く登場する。またひとつ、多くの人を巻き込む『ポケモン』タイトルになりそうだ。
■関連サイト
© 2019 DeNA Co., Ltd. © 2019 Pokémon. © 1995-2019 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登 録商標です。
※画像は開発中のものとなります。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社ポケモン
- 設立
- 1998年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 石原 恒和/代表取締役 宇都宮 崇人