【TGS2019】ソフトギア、サーバーソリューション「Strix Cloud」を出展 1000人によるリアルタイム通信レイドを実現、デモでは2000人にも対応
オンラインゲーム開発のソフトギアは、「東京ゲームショウ2019」で、ゲームサーバソリューション「Strix Cloud」を出展した。アキバ系芸人として注目を集める「ワールドヲーター」を起用したイベントも行っていた。
「Strix Cloud」は、SaaS形式で提供するオンラインゲーム開発向けサーバソリューション。サーバインストール、プログラミング、運用など、開発難易度の高いリアルタイムサーバをワンクリックで実現する。『ファンタジーアース ゼロ』など大規模オンラインゲームの開発・運営で培ったノウハウを生かし、大容量のメッセージ処理を高速でできる点だ。同社によると、1秒間で300万メッセージ以上を処理できるという。
イベントでは、3ヶ月でマルチプレイのオンラインゲームを開発するという難題を与えられた「ワールドヲーター」扮する開発チームが「Strix Cloud」を活用することで実現できるというストーリーだった。
イベント中のデモでは、レイドボス戦で1000キャラを同時に投入しても遅延などがなくスムーズに動作することを示し、さらに2000キャラまで同時に登場させても動作することを示した。2000キャラになるとさすがに描画がカクついたが、同社によると、「Strix Cloud」の問題ではなく、ミドルウェアとクライアントPCがボトルネックとなったためで、サーバ自体はキャラをもっと増やしても対応できるとのことだった。
UnityとUnreal Engine向けSDKをプラグイン提供し、ソーシャルゲームからバトルロイヤルまで幅広いゲーム開発への活用を念頭に置いているが、1万人以上が観戦するesportsやクラウドゲームでの利用も想定しているという。また「無料プランも用意しているので、インディーズや個人で開発したカジュアルゲームでオンライン対戦を導入する場合でも気軽に利用してほしい」とコメントした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソフトギア
- 設立
- 2008年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 青木 健悟