任天堂<7974>が1月27日に発表した第3四半期累計(4-12月期)の連結業績は、売上高8079億9000万円(前年同期比31.7%減)、経常利益804億8800万円(同74.4%減)、四半期純利益495億5700万円(同74.3%減)だった。
同社では、「ポケットモンスターブラック・ホワイト」が順調に売り上げを伸ばしたほか、「スーパーマリオギャラクシー2」、「NewスーパーマリオブラザーズWii」などの販売が好調に推移したものの、米国で「ニンテンドーDS」やWii」の販売台数が史上最高を記録した前期に及ばなかった、としている。加えて、為替が円高に推移したことが響いた。
3月通期は、売上高1兆1000億円(前期比23.3%減)、経常利益1450億円(同60.2%減)、当期純利益900億円(同60.6%減)を見込む。従来予想からは変更していない。
ただ、同社は、第3四半期まで販売実績から、通期の販売予測を変更している。ハードについては、「ニンテンドーDS」を従来予想から100万台減の1850万台、「Wii」が同150万台減の1600万台とし、ソフトについては、「ニンテンドーDS」洋が従来予想から1000万本増の1億2000万本、「Wii」が3200万本増の1億7000万本とした。
想定為替レートは、1ドル=85円、1ユーロ=110円。従来予想から変更していない。