韓国Gravity、7~9月の売上横ばいも営業益は21%減…『ラグナロクH5』『Ragnarok M』、インドネシア版『ラグナロクオンライン』の広告宣伝費が増加
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>子会社の韓国Gravityは、11月14日、第3四半期(2019年7~9月)の決算を発表し、売上高が前四半期比(QonQ)で0.7%減の775億6600万ウォン(72億6000万円)、営業利益が同21.3%減の102億2600万ウォン(9億5600万円)、税引前利益が同20.1%減の112億1300万ウォン(10億4900万円)、最終利益が同17.6%減の89億5200万ウォン(8億3700万円)とQonQで2ケタの減益となった。
PCオンラインゲーム『ラグナロクオンライン』の台湾とブラジルにおける定額課金収益が伸びた一方、『Ragnarok M』を中心とするモバイルゲームの収益が低下し、全体の売上は横ばいだった。東南アジアや北米、南米、オセアニア、台湾の売上が落ちたという。ただし、『Ragnarok M』については日本からの収益が加わったことで、一定部分は相殺された、としている。
費用面では、新作リリースに関わる費用が圧迫したようだ。プラットフォームの決済手数料など収益に関する費用が減った一方、営業費用が54.3%増えた。韓国で発売された『Ragnarok H5』と、インドネシアでの『Ragnarok Online』の再リリース、さらに『Ragnarok M』などの広告費用が増加したため、としている。
【関連記事】
・ガンホーの決算説明会資料より…子会社GRAVITYの3Q売上高はQonQで12.9%の減収に 『Ragnarok M』欧州配信開始が10月16日と4Qに期ずれ
・ガンホーの決算説明会資料より…子会社GRAVITYが「G-STAR 2019」で発表した新作情報を公開 『Ragnarok ORIGIN』などモバイル向けは5タイトルが明らかに
・ガンホー、3Q期間(7~9月)はQonQで売上高ほぼ横ばいも営業益は31%減に 『ラグナロク マスターズ』と『TEPPEN』寄与もテレビCMなど広告宣伝費も拡大
・ガンホー、3Qは売上高32%増、営業益47%増で着地 『パズドラ』にストーリーダンジョンを実装 欧州で『Ragnarok M』を配信開始
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765