アクセルマーク、除雪の効率化を目的としたIoTセンサーを用いた積雪深計測の実証実験の申込が予定上限に到達 順次、実証実験を開始へ

アクセルマーク<3624>は、Momoと共同で計画中の除雪の効率化を目的としたIoTセンサーを用いた積雪深計測の実証実験への正式申込みが予定上限数となる30枠に達したことを発表した。現在は積雪深センサーの設置を進めており、設置が完了したエリアより順次、積雪深計測を開始している。

本実証実験では積雪状況を自動的に取得し、それらの情報をパソコン・スマートフォンからリアルタイムに閲覧できるため、多くの自治体が行っている現地へ赴いて目視確認する「見回りコスト」が削減可能となる。同時に蓄積されたデータを活用することで除雪車の円滑な稼働を支援し、より効率的な除雪を実現する。

本実証実験に参加し、既に積雪深センサーの設置が完了している自治体では、見回りコスト軽減に向けたセンサーの活用が始まっており、使用した感想や今後への期待するコメントなども得ているという。併せて、「リアルタイムに遠隔でも積雪状況を把握できること」「データが蓄積されることによって最適な除雪設備の配置や稼働管理ができること」などの特性を活かした除雪オペレーションの確立に向けて協議を重ねている。また、複数の自治体が、来年度の商用化に向けて前向きに導入を検討する旨の意思表示をしているという。

自治体向け営業を通じ除雪以外の社会的課題に関する情報が集まりつつあり、これらの課題に対するソリューションの提供に向けて取り組みを行うとともに、今後もアクセルマークでは、IoT製品・サービス開発者とクライアントをつなぐ、ラストワンマイルの存在を目指していく方針だ。

■実証実験の実施が正式決定した自治体
北海道…江別市、小樽市、北見市、函館市、富良野市+非公開自治体1件
青森県…黒石市、弘前市、むつ市、今別町、三戸町
岩手県…滝沢市+非公開自治体1件
山形県…酒田市
福島県…会津若松市、須賀川市、南会津町
山梨県…北杜市、富士河口湖町
新潟県…三条市、上越市、長岡市、十日町市
富山県…砺波市
石川県…加賀市、津幡町
長野県…伊那市、松本市
鳥取県…大山町、琴浦町
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高15億8400万円、営業損益3億500万円の赤字、経常損益2億5000万円の赤字、最終損益3億8800万円の赤字(2024年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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