【速報2】ドリコム内藤社長、BXD株式売却の経緯を明かす 「enza」にはパートナーとして引き続き「深く関与」
ドリコム<3793>の内藤裕紀社長は、この日の決算説明会で、49%出資していたBXD全株式のバンダイナムコエンターテインメントへの売却の経緯を明かした。バンダイナムコの展開するIPを中心にしたコミュニティプラットフォームとして「enza」を位置づけていく中、バンダイナムコグループ主導で運営していくため、バンダイナムコエンターテインメントから保有株式を買い取りたいとオファーがあり、承諾することになったと明かした。
「これはあくまで個人的な推測」と前置きしながら、これまでのHTML5のオンラインゲームに加えて、様々なサービスやIPベースにした総合的なコミュニティを展開していくとなると、合弁会社が運営する形では、特に情報などの取り扱いで難しい部分が出てくるため、バンダイナムコエンターテインメント単独で株式を保有することが望ましいと判断したのではないか、と語った。
なお、株式の売却予定日は3月末で、売却金額はまだ確定していないが、2020年3月期の業績にオンしてくることになる。それ以外の収益への影響は、営業外損益に計上されていた持分法投資損益が来期(2021年3月期)から計上されなくなる。ただ、enzaのタイトルやプラットフォームの企画・開発・運営にはパートナーとして引き続き深く関与していく予定で、enza向けのサービス売上やレベニューシェアなどが計上されていく見通しだ。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793