DeNA守安社長、通常の3倍の開発規模だった『ポケモンマスターズ』では「反省が必要」 3Q低調も改修重ねて継続率改善、ハーフアニバーサリーで山を作る
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の守安功社長(写真)は、2月5日に開催した決算説明会で、『ポケモンマスターズ』について、改修とキャンペーンなどを通じて、2~3月にかけて山を作っていきたい、と述べた。同タイトルは、第3四半期(2019年10~12月)においては低調な状況にあったものの、改修を重ねることで年末から継続率などが改善するなどしており、2月中旬にはハーフアニバーサリーのキャンペーンを実施して巻き返しを図る考えだ。
『ポケモンマスターズ』は、世界的な人気を誇る『ポケットモンスター』シリーズの歴代ポケモントレーナーとポケモンたちが集結する作品で、2019年8月29日にDeNAとポケモンからリリースされた。リリース翌日にはApp Storeセールスランキングで首位を獲得するなど好調なスタートを決めたが、不具合の発生やコンテンツ量の不足などの問題が発生し、その後、急速に順位を落としていった。
守安氏は、『ポケモンマスターズ』について、超大型のIPだったこともあって、開発工数などの開発規模が通常のゲームアプリ開発の3倍程度と大きかったこともあって、開発・運営上のマネジメントや組織にも課題が出ていたと見ているという。また、うまくヒットを生み出していけるよう、組織的にも強化していかなくてはならないと考えている、とも述べた。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432