【レビュー】ライダーとモンスターの共闘に高まる『モンスターハンター ライダーズ』を先行プレイ…リオレウスやラギアクルスが心強いタッグに!


カプコン<9697>が、2020年2月19日に配信を予定しているスマートフォン向けアプリ『モンスターハンター ライダーズ』。

『モンスターハンター ライダーズ』は、シリーズ累計販売本数6100万本(※2020年1月15日時点)を突破する人気タイトル『モンスターハンター』シリーズの最新作。"オトモン"と呼ばれる「モンスター」と「ライダー」を集めて組み合わせを考えながら、成長させることを楽しむRPGとなっている。原作では狩猟相手となるモンスターと共に戦える高揚感や、試練を乗り越えていく達成感が魅力となっている。そんな本作を今回、一足先に遊ぶ機会をいただけたので以下にてプレイレビューをお届けしていく。

まずは、ストーリーから本作の世界観を紹介していこう。
 
■ストーリー
かつてこの地を襲った大いなる災い―
【大厄災】
後に【竜騎十傑】と呼ばれる竜を駆る10人の騎士が
大厄災からこの地を救い―
人とモンスターの新たな縁を結んだ

そして、数百年の時が流れ・・・・・・
人とモンスターが共生するこのフェルジア大陸を
再び黒の悪意が包み込もうとしていた。

物語の舞台は「フェルジア大陸」。モンスターに乗って戦う「ライダー」の風習が根付いており、原作のようにハンターのみの力でモンスターを狩るようなことはほとんどないのだとか。そんなフェルジア大陸に、不穏な影が表れたところから本作の物語は始まっていく……。

 
▲「黒いライダー」と呼ばれる集団が各地の平和を脅かしている。なお、主人公であるプレイヤーは、ライダーではなく、ライダーたちをまとめて指揮するリーダーである。何故、リーダーがライダーではないのかといった理由も作中で語られている。

また、以下は公式サイトでも公開されている人物相関図。このように都市ごとに組織や派閥、対人関係が細かく設定されており、それが作中にも反映されているシーンが多々見られる。これまでの『モンスターハンター』シリーズの中でも、特にシナリオに力を入れている作品であることが伺えた。



続いて、個性豊かなライダーや、お馴染みのモンスターたちについても紹介していこう。「ライダー」は主にガチャで、「オトモン」は主にクエストなどで入手することができる。

ファンにも親しみの深い「モンスター」がクエストで手に入るという点は非常に嬉しいポイントで、恐らく本作を始める多くのユーザーがまず取っ掛かりにするのは「モンスター」の存在だろう。原作で戦った「リオレウス」や「ジンオウガ」など、レア度こそ低いものの、看板となるモンスターも序盤から手に入るのでバトルがより楽しくなる。

その点、本作のオリジナルキャラである「ライダー」はガチャで手に入るというのはバランスの良いポイントで、「ライダー」と「モンスター」の両方ともガチャとなると心が折れてしまう人もいるかもしれないが、ガチャでライダーを手に入れ、育成してクエストでより強いオトモンを手に入れる、というサイクルがゲーム性に磨きをかけている。

 
▲ライダーが手に入るガチャは、メインストーリーの進行によって解放されるものもあるほか、イベントの開催なども予定されているようだ。同じライダーでもレア度が★3~★5まで分かれており、今のところ★5が最もレアなライダーとなる模様。

 
▲モンスターは、探索クエストで収集することができる「オトモンのタマゴ」を獲得することで手に入れられる。リリース時点で20種類の実装を予定しており、その後は毎月数種類のペースでモンスターを追加していく予定とのこと。なお、オトモン獲得クエストはメインストーリーの1章をクリアすると解放される。

ライダーとオトモンを手に入れたら早速、自身のパーティにセットしよう。パーティは、ライダー&オトモンの3組で構成される。1人のライダーにつき10体のオトモンをパートナー候補に設定できるほか、預り所を使えばそれ以上のオトモンともパートナーになれるので、主力にしたいライダーが手に入ったら、強いオトモンをどんどん孵化させていくのが良さそうだ。ただし、一度、孵化させるとその後にパートナーを変更するにはチケットを消費する必要があるので、パートナーになるライダーはある程度慎重に選びたい。

バトルには、この候補の中から1人1体をパートナーとして連れて行くことになる。今回の先行プレイを通して、この組み合わせを考えるのが、本作1番の魅力だと感じた。

 

ここからはバトルシステムについて。本作のバトルはコマンド選択式となっており、先に敵パーティを全滅させれば勝利となる。技を使うには「SP」が必要で、これは毎ターン溜まっていく。また、行動順は「速さ」のステータスによって決まっていることなどが分かった。そのほか、SPを消費する技を使用することで画面中央下部の「記憶石」のゲージが溜まっていく。「記憶石」が光ったら大ダメージを与えるチャンス!バトルクエスト1回につき1度のみ、攻撃の威力を1.5倍にすることができる。なお、記憶石のゲージはSP消費量の多い技を使用するほど溜まりやすくなっている。

 
▲メインストーリーには「ノーマル」「ハード」「マニアック」と3つの難易度が用意されている。ほか、バトルにはオート機能や倍速機能も備わっているので、アイテム集めのための周回もラクラク行える。

また、本作には育成要素も豊富に用意されているため、「ライダー」や「オトモン」は手に入れたままの状態ではクエストでもすぐに戦力の壁に阻まれることになる。そんな時は、クエストで手に入れたアイテムとゼニーを消費してライダーやオトモンを強化しよう。ライダーとオトモンは、レベルが上がるとパラメータが強化されるだけでなく、新しい技や特性を修得するので、より楽にクエストを進めることができるようになる。

 
▲レベルがMAXになった後は、宝珠や限界突破素材を消費することで最大70まで上げられるようになる。

育成に必要なものが手に入るデイリークエスト「ライダー強化素材クエスト」「オトモン強化素材クエスト」「ゼニー獲得クエスト」はそれぞれ1日2回まで挑戦可能。オーブやチケットを消費すれば、最大10回まで追加可能となっている。ほか、パーティを設定して派遣することで一定時間経過後に報酬を持ち帰ってくる「観測隊」でも、強化や限界突破に必要なアイテムが手に入る。『モンスターハンター:ワールド』でいうところの「オトモダチ探検隊」のようなものをイメージしていただけると分かりやすいだろう。

 
▲一定時間の経過でさまざまなアイテムを持ち帰ってくる観測隊(写真右)。派遣したライダーやオトモンの限界突破に必要な素材を手に入れられるほか、派遣中もライダーやオトモンはクエストで使用できるため、育てたい主力メンバーをどんどん送り込もう。

最後に、ここまで紹介してきた要素をフルに活かして、イベントクエスト「襲来リオレウス」に挑んでみる。こちらのクエストは第3章をクリアした後に解放される上級コンテンツとなっており、単にステータスを強化するだけでなく、弱点属性や状態異常を考えてパーティを構成する必要があり、かなり歯ごたえのあるものとなっている。


▲狙いとしては、火力役の「マリィ&リオレウス」と「ブランシュ&ブラキディオス」は火属性耐性を付けて敵のリオレウスに攻撃から身を守りつつ、「アリシア&フルフル」で状態異常を狙って相手の動きを封じていこうという作戦。本来であれば、もう少し弱点属性を付けるライダーやモンスターを入れたいところだったが、育成の関係から今回は耐久を目指すパーティに。

いざバトル開始!まずは、「ホーンショット」で睡眠を狙う。これが見事にハマり、1ターン目からリオレウスの動きを封じることに成功する。

 

策がハマって「よし!」と思い怒涛の攻撃を仕掛けるものの、想定していたよりもリオレウスの体力が高い……!弱点属性を付けないという不安はあったものの、メインストーリーでも特に苦戦を強いられることはなかったため、これで挑んでみたが高難度クエストの異名は伊達ではないようだ。



その後も、状態異常作戦はハマり麻痺などで敵の動きを封じていくが、6ターン目に起き上がったリオレウスから連続攻撃を受けた「アリシア&フルフル」がダウン。状態異常の頼みの綱を失ってしまい、残るメンバーもじわじわと体力を削られていく。火属性に合わせていたので、かなり耐えることはできたのだが、思うようにダメージが与えられず敗北を喫してしまった。

 
▲クエスト終了後にはアドバイスも表示されるので、次回はこの辺りを参考に再戦してみてもよさそうだ。

これでまだまだ初級だというのだから、本作のやり込み要素は底知れない。本イベントのリオレウスだけでもこの上に中級や上級が存在しているほか、集めた素材を★5専用宝珠やタマゴと交換できる討伐戦クエストには「ラギアクルス」が登場している。こちらの討伐戦クエスト「大海の覇者 ラギアクルス」は、上級クリア後、さらに難易度の高いエンドコンテンツ"決戦・討伐戦クエスト"が用意されている。まだまだ先は長いが、その分、リリース直後からやり込み要素がたっぷり詰め込まれているので、メインストーリーをクリアした後も存分に本作を楽しめそうだ。本作がリリースされたら、是非とも改めてリベンジしたい!

 
 
(文 編集部:山岡広樹)


 
■『モンスターハンター ライダーズ』
 

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