ブロッコリー<2706>の『うたの☆プリンスさまっ♪(うたプリ)』が今年で10周年を迎えるとのことだが、ブロッコリーの業績にも多大な影響を与えてきた。2010年6月にゲームが登場し、翌2011年にはアニメ化もなされ、その後は多方面にシリーズ展開を行いながら、ブロッコリーの看板コンテンツとして現在に至っている。
また、『うたプリ』が登場する前のブロッコリーといえば、赤字が続くなど業績面で苦しい局面が続いていた会社であったが、アニメイトの資本を入れてから会社が大きく変わった。収益面での不安定要因であった小売部門(ゲーマーズ)を切り離し、コンテンツプロデュースに集中するなど経営改革を実施した。
同社の2008年2月期以降の経常利益の推移は以下のとおり。
▲2020年2月期と2021年2月期は予想数字。
2008年2月期から2010年2月期までの3年間は赤字だったが、2011年2月期以降、9年にわたって経常利益の黒字を継続した。2020年2月期も下方修正となったものの、黒字での着地となる見込みで、結果、黒字は10年間続くことになりそうだ。そして、コンテンツ面での原動力となったのは『うたプリ』だ。
▲売上高の推移。2020年2月期と2021年2月期は予想数字。小売部門を切り離した影響で、2011年2月期から2012年2月期にかけて売上がほぼ半減となったが、収益性は格段に向上した。
同社は、2022年2月期に売上高80億円、営業利益12億円を目指す中期計画を立てている。計画達成のために、既存コンテンツに加えて、新しいコンテンツがどれだけ収益を押し上げられるかが重要になる。8月5日に発売される予定のNintendo Switch向け『ジャックジャンヌ』が注目される。
また、『うたプリ』が登場する前のブロッコリーといえば、赤字が続くなど業績面で苦しい局面が続いていた会社であったが、アニメイトの資本を入れてから会社が大きく変わった。収益面での不安定要因であった小売部門(ゲーマーズ)を切り離し、コンテンツプロデュースに集中するなど経営改革を実施した。
同社の2008年2月期以降の経常利益の推移は以下のとおり。
▲2020年2月期と2021年2月期は予想数字。
2008年2月期から2010年2月期までの3年間は赤字だったが、2011年2月期以降、9年にわたって経常利益の黒字を継続した。2020年2月期も下方修正となったものの、黒字での着地となる見込みで、結果、黒字は10年間続くことになりそうだ。そして、コンテンツ面での原動力となったのは『うたプリ』だ。
同社は、2022年2月期に売上高80億円、営業利益12億円を目指す中期計画を立てている。計画達成のために、既存コンテンツに加えて、新しいコンテンツがどれだけ収益を押し上げられるかが重要になる。8月5日に発売される予定のNintendo Switch向け『ジャックジャンヌ』が注目される。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706