デジタルハーツ、20年3月期の最終益を12.5億円→8億円に大幅下方修正 顧客の開発遅延による未達、新型コロナの影響を見据え早期の構造改革も

デジタルハーツホールディングス<3676>は、この日(4月24日)、2020年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高を230億円から210億円に引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、顧客企業におけるゲームタイトルの開発遅延等が発生したことが主な要因だ。エンタープライズ事業でも、新規案件の獲得が順調に進んだが、期初見込んでいた計画には及ばなかった。

営業利益については18億円から14億円(22.2%減額)、経常利益は18億3000万円から13億8000万円(24.6%減額)にそれぞれ引き下げた。売上の未達に伴う粗利益率の悪化に加えて、ゲーム関連でアジアを中心とする海外事業の収益の悪化、クリエイティブ事業の不振継続が主な要因だ。

また、最終利益についても12億5000万円から8億円(同36.0%減額)に減額した。新宿Labの閉鎖に伴う特別損失4000万円、さらにベトナム拠点の集約に伴う特別損失7000万円を計上する。同社では、新型コロナウィルス感染拡大による業績への影響が顕著になる一方、経済の長期低迷リスクや働き方の変化を鑑み、早期の構造改革に着手した、としている。

 
株式会社デジタルハーツホールディングス
https://www.digitalhearts-hd.com/

会社情報

会社名
株式会社デジタルハーツホールディングス
設立
2013年10月
代表者
代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
決算期
3月
直近業績
売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3676
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