Eガーディアン、3月中間の営業利益は9.6%増の6.31億円…デバイステストやソーシャルサポート、広告関連業務が伸びる

イー・ガーディアン<6050>は、5月11日、2020年9月期の第2四半期累計(10月-3月)の連結決算を発表し、売上高37億3800万円(前年同期比16.2%増)、営業利益6億3100万円(同9.6%増)、経常利益6億4600万円(同7.7%増)、最終利益4億3100万円(同9.6%増)と増収増益を達成した。ゲームサポートが減収となったものの、電子デバイスなどのテスト業務が大きく伸びたほか、ソーシャルサポート、広告関連事業が堅調に推移した。

 


業務別の状況は以下のとおり。

① ソーシャルサポート
成長を続けるソーシャルWebサービスにおいて、監視・CSだけではなく、運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や既存顧客への深耕営業に注力した。加えて、蓄積したノウハウを横展開することで、キャッシュレス決済、シェアリング、エデュテック等の成長市場において売上を拡大した。その結果、売上高は14億7200万円(前年同期比28.8%増)となった。


② ゲームサポート
豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係の強化を目指すと同時に、デバッグを提供するEGテスティングサービスと連携したサービスの提供、日本市場に参入する中国系及び韓国系を中心とした海外ゲーム企業の多言語カスタマーサポートの受注に注力した。また、クラウドゲームの盛り上がりを背景に、10年以上蓄積した運用ノウハウを活用し、リアルタイムかつ快適な環境の運用に貢献するクラウドゲームトータルサポートの提供を開始した。その結果、売上高は12億6600万円(前年同期比1.6%減)となった


③ アド・プロセス
既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の提供サービスの拡大に注力するとともに、派遣・常駐型業務と当社センター業務を組み合わせた運用に加え、自社開発したRPAの活用により競合他社との差別化を図り、既存顧客への深耕営業を目指してまいった。また、インターネット広告市場の拡大に伴う人手不足を背景に、広告人材育成プロジェクトを推進した。その結果、売上高は4億7200万円(前年同期比10.7%増)となった。


④ その他
サイバーセキュリティ分野では、グレスアベイルが国内初のコンテナ型WEBセキュリティファイアウォールである「GUARDIAX」を開発した。「GUARDIAX」はAIによる自動解析制御や高度ログ分析等の高度な機能をもち、サイバー攻撃被害の最小化に貢献する。また、電子デバイス等のハードウェアに対するデバッグ事業では、EGテスティングサービスが、ソフトウェアのデバッグ事業とシナジーを発揮し、既存顧客への深耕営業や新規開拓を図り、シェア拡大を目指してまいった。その結果、売上高は5億2700万円(前年同期比46.8%増)となった。


 
■2020年9月通期の見通し

続く2020年9月通期は、売上高74億円(前期比13.2%増)、営業利益12億0100万円(同2.9%増)、経常利益12億2100万円(同1.6%増)、最終利益8億5000万円(同1.2%増)を見込む。
 
イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
直近業績
売上高117億5200万円、営業利益22億7200万円、経常利益23億1400万円、最終利益16億8900万円(2022年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
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