デジタルハーツ<3620>は、3Dコンテンツ制作事業を2月1日より開始する、と発表した。
同社によれば、現在、3D映像の制作については、コスト面や制作面での負担から、2Dで撮影した映像を3D映像へ変換する方法が主流となっているという。業務全般を請け負うのではなく、デバッグ作業と親和性の高いロトスコープ作業に焦点を当てた事業展開を行う、としている。
いずれ変換工程全般に対応するとのことだが、ロトスコープ作業の工程だけでも、映画業界だけで数百億円規模の需要規模が見込めるだけでなく、今後、コンシューマーゲームやモバイル機器といった分野でもコンテンツの3D化が見込まれることから、大きなビジネスチャンスになると判断したようだ。
すでに複数の映画制作会社やコンテンツ制作会社に対し、試験的に3Dサンプル映像の制作・提供を行い、品質やスピード面で評価されているという。
なお、業績への影響については現在、精査中とのこと。