マーベラスの音楽映像事業、20年1~3月は久々の増収増益 続く4~6月は公演中止やアニメ放送延期が相次ぎ厳しい状況か



マーベラス<7844>の2020年1~3月(20年3月期第4四半期)の音楽映像事業は、4四半期ぶりの増収増益となった。通年ベースで見ると減収減益だったものの、1~3月の業績をみると、売上高が前年同期比で35.3%増の20億1400万円、セグメント利益が同5.2%増の4億4600万円となった。同事業は、2019年1~3月期から4四半期連続で2ケタの減収減益が続いていた。

 


ただ、新型コロナへの対策で公演の中止や延期が出ており、次の四半期は厳しい状況となりそうだ。4月の「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」中止に続き、5月の「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2020」も中止となったという。

さらに、「舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花」についても中止とし、「科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶」として第2四半期に行う。当初は6月12日から公演開始を予定していたが、こちらは7月16日からとなる予定。

またアニメについても、『ミュークルドリーミー』の5月放送分が6月にずれ込み、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』は7月放送開始に変更となった。2月から始まった『ヒーリングっど♥プリキュア』も延期、『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』の公開も延期となった。

 
▲舞台『刀剣乱舞』の2020年夏の新作は中止となり、「科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶」として7月から行うことになった。
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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