ブシロードTCGの公式大会「WGP2020日本選手権」の青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県地区大会が、9月12日に宮城・ハーネル仙台で開催された。
WGP(ブシロードワールドグランプリ)は、「カードファイト!! ヴァンガード」や「ヴァイスシュヴァルツ」などブシロードが発売するTCGの日本一を決める、TCGプレイヤーにとって年に一度の大イベント。
例年は全国の都市会場に数千人の選手が集結する形で行われてきたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、大会場での開催は断念。代わりに全国のカードショップ(店舗)で少人数での予選が行われ、予選進出者が14のエリアに分かれ地区大会を行う方式へ変更されている。
会場となったハーネル仙台には「カードファイト!! ヴァンガード」「フューチャーカード バディファイト」「ヴァイスシュヴァルツ」「Reバース for you」の4タイトルで東北地区の店舗予選を勝ち抜いた選手たちが集結。各タイトルの優勝者は、11月に行われる全国大会への切符を手にすることができる。
先週行われた東京に続き開催された仙台会場での大会は、コロナ禍の中で久しぶりに県外の選手たちと公式大会で対戦できるとあって再会を喜ぶ姿も各所に見られるなど、終始会場を包む和やかなムードが印象的だった。
一方で、試合は選手たちの負けん気と熱気が伝わる激闘の連続に。Reバースの決勝は「ホロライブプロダクション」デッキのふかしいも選手と「異世界かるてっと」デッキのなたな選手の対決に。なたな選手のラッシュをしのぎきったふかしいも選手が勝利を掴み、見事優勝を勝ち取る。
さらにバディファイトでは、全国大会経験豊富なキタヤマ選手が全国決勝への進出を決め、ヴァイスシュヴァルツでは、予選ラウンドで1敗したものの決勝ラウンドで「冴えない彼女の育てかた」デッキを駆使したシャロ選手が優勝する。
そしてヴァンガードでは紅蓮!選手とぐり~な〜選手による同コンセプトのデッキ同士の戦いが展開され、紅蓮!選手が予選ラウンド全勝の勢いそのままに、回復と攻撃の双方で理想的な動きを見せ優勝。見応えのある戦いを多く生んだ仙台会場での大会は無事幕を閉じた。なお、各大会上位入賞者のデッキレシピは、各TCGの公式サイトや8月にリリースされたデッキ管理ツール「DECK LOG」などで公開されている。
「WGP2020日本選手権」は、対戦中のソーシャルディスタンスの確保や飛沫感染防止用フィルムの設置など、最大限の感染防止対策を施しながら行われている。店舗での大会からテーブルなど選手が触れる場所の清掃作業も徹底されており、仙台会場でも運営スタッフが試合ごとにていねいに感染防止対策を行う姿が見られた。
地区大会はこの後も、9月20日(日)に京都会場(滋賀県・京都府・奈良県地区大会)、博多会場(福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県地区大会)と続き、10月24日(土)の大阪大会(大阪府・兵庫県・和歌山県の代表選手が参加)まで戦いが繰り広げられる。またヴァイスシュヴァルツとReバースでは「タイトルカップ Autumn」の予選が全国7地区の店舗で次々と開始されており、TCGプレイヤーの活躍の場が戻りつつある。今後の「WGP2020日本選手権」や「タイトルカップ Autumn」など大会の動きにも注目だ。
■関連サイト
「WGP2020日本選手権」公式サイト
https://bushiroad.com/wgp2020
「タイトルカップ Autumn」公式サイト
https://ws-tcg.com/events/titlecup2020/
https://rebirth-fy.com/tcac2020/
(提供:月刊ブシロード)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803