【ゲーム株概況(12/18)】20年12月期通期予想の増額発表のカヤックが大幅続伸 特許侵害訴訟の最高裁への上告棄却でコーエーテクモが売られる

12月18日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反落し、前日比43.28円安の2万6763.39円で取引を終えた。足元の国内での新型コロナウイルスの感染者数増加が重荷となり、売り優勢の展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カヤック<3904>が大幅続伸し、終値ベースで900円台を回復した。カヤックは、前日12月17日に2020年12月期通期の連結業績予想の上方修正を発表しており、利益が大きく上ブレする見通しとなったことが市場から素直に評価されているようだ。

また、ネクソン<3659>やカプコン<9697>、ガンホー<3765>が年初来高値を更新するなど全般に軟調な推移が目立つ中で健闘した。

半面、Aiming<3911>やコロプラ<3668>、オルトプラス<3672>などが安く、子会社コーエーテクモゲームスのカプコン<9697>に提訴された特許侵害訴訟の最高裁判所へ上告が棄却されたことが明らかになったコーエーテクモHD<3635>も売られた。

グリー<3632>は、朝方に年初来高値を更新したものの、一巡後に値を崩し、マイナス圏に沈んだ。


■関連銘柄
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
企業データを見る
コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
企業データを見る