アクセルマーク、債務超過による上場廃止の猶予期間入り 東証が指定

アクセルマーク<3624>は、この日(12月22日)、2020年9月期において、最終損失8億2500万円を計上し、1億7100万円の債務超過となったことを受けて、東京証券取引所より、上場廃止の猶予期間入り銘柄に指定されたことを明らかにした。猶予期間は、10月1日から2021年9月30日までとなる。

同社グループは、スマホゲームの企画・開発・運営を行ってきたが、市場の競争の激化が進み、開発費や広告宣伝費が増加する一方でヒットタイトルを創出できず、業績不振から脱却できない状態が続いていた。

2020年9月期は、ゲーム事業の赤字や新規事業への投資過多の状況が続いていたことから、ゲーム事業からの撤退、新規事業への投資抑制を行う一方、事業譲渡による従業員数の減少や在宅勤務導入によるオフィス縮小など固定費用の削減に取り組んだ。

同社では、こうした固定費用の削減と事業構造の転換が2021年9月期第1四半期中に完了することに加え、収益基盤を担う広告事業の成長で利益体質への転換を図るとともに、既に発行している新株予約権等の行使による資金調達を併せ、早期の債務超過の解消を目指す、としている。
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
企業データを見る