サイバーエージェント、運用型ビーコン・NFC活用ツール「CAスマートPOP」を提供開始 店内での自社アプリ配信で販促効果の最大化狙う


サイバーエージェント<4751>は、AI事業本部 DX本部において、店舗を保有する企業向けに、ビーコン・NFCタグ・QRコードと連動した自社アプリへのコンテンツ配信が可能となる運用型ビーコン・NFC活用ツール「CAスマートPOP(シーエースマートポップ)」 の提供を開始した。

近年、利便性の向上や多様化した購買行動への対応、プラットフォームの一元化によるデータの利活用などの理由から、小売企業における顧客接点のデジタル化の重要性が増している。コロナ禍の影響によりWebページや自社アプリの活用はさらに加速し、BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)やEC、ポイントカードや決済機能の追加、チラシのアプリ化などのサービス拡充が進むことが予測される。

こうした背景のもと、今回開発された運用型ビーコン・NFC活用ツール「CAスマートPOP」は、店舗に来店したユーザーに対して、自社アプリを通した自由なコンテンツ配信を可能にするサービスとなる。

自社アプリへSDK(ソフトウェア開発キット)を実装することで、店舗に設置したビーコン・NFCタグ・QRコードと連動したクーポンや来店特典などのコンテンツ配信を実現し、キャンペーンや商品の認知、客単価の向上を図る。

■「CAスマートPOP」の特徴



①開発不要で各ハードと連動した配信を実現
独自SDKを実装するだけで、開発不要で自社アプリへのコンテンツ配信が可能。また、提供するBLEビーコンは、iBeacon・LINE Beacon通信規格に対応しているため、LINE社が提供する「LINE POP Media」などの他社メディアとの連携も行える。

②自由な配信設定、計測機能によるデータ蓄積
独自の配信/計測システムの提供により、管理画面からコンテンツの配信設定および計測が可能。店舗・時間・ユーザー単位での細かい配信設定で最適なOne to One配信の実現に加えて、ユーザーごとに端末反応の時間や場所、視聴時間やリンク先への遷移有無などの計測により強みとなる自社データの蓄積が可能。

③自由なフォーマットでのコンテンツ制作
クーポン配布やポイント付与などキャンペーンに応じた様々なフォーマットに対応しており、自由にコーディングしたコンテンツ制作が可能。さらに同社では、「CAスマートPOP」だけでなく、クリエイティブ制作やサイネージなどの販促ツールを活用した最適な販促プランの提案など、一気通貫したマーケティング支援を行うことで効果最大化に貢献する。

今後も、「CAスマートPOP」で取得したデータとID-POSデータなどの外部データを掛け合わせることで、コンテンツの最適化が可能なエンジン搭載を予定している。
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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