ABEMA、第1四半期は売上高67%増の204億円と急成長 ペイパービューとWINTICKETが収益貢献 「時間を要するがしっかり立ち上げたい」(藤田社長)

サイバーエージェント<4751>の藤田晋社長(写真)は、この日(1月27日)開催した第1四半期の決算説明会で、「ABEMA」を中心とするメディア事業の業績について、「ペイパービュー」と「WINTICKET」の収益が寄与し、大幅な増収を実現したことを明らかにした。この日発表した業績は、売上高が前年同期比67.0%増の204億2800万円、営業損失が39億2600万円(前年同期は50億5000万円の損失計上)と大幅な増収・赤字幅縮小となった。
 


増収要因となったペイ―ビューについては、年末にEXILEを中心とするLDHや、ももいろクローバーZ、福山雅治さん、ポルノグラフィティ、サザンオールスターズなど有力アーティストのライブを立て続けに放送したことが大きかったという。緊急事態宣言を受けて再び引き合いが増えているとのことで、「通常のライブが開催されてもペイパービューによる配信は並行して行われるのでは」との見方を示した。
 


また、ABEMAの周辺事業として展開してきた「WINTICKET」も結果を出している。年末に大規模なプロモーションを行ったため、一時的に赤字になったものの、通年ベースでの利益貢献が見込まれるという。
 


なお、年内100万人を目標とした「プレミア会員」については、12月末時点で92万1000人にとどまった。有料会員向けのコンテンツ拡充が遅れているとし、番組制作の体制を変更するなど「組織的な対応を行った」とのこと。
 


番組制作をアクティブユーザーを増やすためのテレビ型の番組を制作する組織と、有料会員向けのコンテンツを制作する組織に分け、それぞれが明確な目的のためにコンテンツ制作を行うようにした。一つの組織で2つの目標を持つと、番組制作の目的が曖昧になり、どちらかに偏った番組になってしまう弊害があるようだ。
 


藤田社長は、「『ABEMA』は、ゲーム事業と広告事業が大きな収益を出しているうちに、新しい柱に育てるために立ち上げた。立ち上げ当初からWAU(週次アクティブユーザー)1000万を目標とし、それ以降は、徐々にビジネスにしていく考えを話していた。現在、広告と課金、周辺事業の育成に注力している。長い時間を要する事業だが、しっかりと立ち上げていきたい」と述べた。
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高6664億6000万円、営業利益1043億8100万円、経常利益1046億9400万円、最終利益415億5300万円(2021年9月期)
上場区分
東証一部
証券コード
4751
企業データを見る
株式会社AbemaTV
https://abematv.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社AbemaTV
設立
2015年4月
代表者
代表取締役社長 藤田 晋
企業データを見る