グリー、「国内スマホゲーム市場は巣ごもりの影響が小さい。良いコンテンツ開発するだけ」　2021年は『Heavens Burn Red』『シドニアの騎士』をリリース予定

グリー<3632>は、2月12日、2021年6月期の第2四半期累計（7～12月）の連結決算を発表した。

同日に開催した決算説明会では、大矢俊樹 取締役が決算概要を説明後、質疑応答の場が設けられた。質疑応答では、緊急事態宣言の発出以降に起こった巣ごもり重要について質問飛んだ。内容は「巣ごもりはゲームにプラスの影響があるにも関わらず、日本国内のスマートフォンゲームについては、その影響が弱いのではないか。グリーとしてどう見ているのか」といったものだ。

質問に対して前田悠太 取締役は、利用時間については、緊急事態宣言の前後で底上げになった傾向があるとその状況を明らかにした。ただし「自社タイトルの売上は、大きく上下することはなかった」と説明、「それよりも、どのようなイベントを開催したかと点が大きく影響するのでは」と巣ごもり需要に関する見解を話した。

これについては、同席していた井坂 友之上級執行役員も同意見のようで「KPI的には大きな影響を受けていないではないか」とし、「この話はグリーの話というよりも、国内のスマートフォンゲーム業界全体がそういう傾向にあると思う」と所管を述べた。

一方で小竹讃久 取締役は上記の意見を踏まえた上で「我々は良いコンテンツを開発していく」と今後の姿勢を強調した。

なお海外に比べて、日本国内のスマートフォンへの影響が低い点については、前田取締役が「日本国内には数多くのコンテンツがあり、1メディアあたりの影響が低くなっているのではないか」とその考えを説明していた。



同社は2021年1月20日にブシロード<7803>、TBSテレビ、シャフトと共に『アサルトリリィ Last Bullet』を配信開始した。2021年では『Heavens Burn Red』『シドニアの騎士』といったタイトルを配信する予定。