ミクシィ、英国風PUBチェーンを運営するハブと提携　総額約15.5億円の出資も実施　ハブはミクシィの持分法適用会社に

ミクシィ<2121>は、3月22日、英国風PUBチェーン109店舗（3月22日現在）を運営するハブ<3030>との協業に関して、業務提携契約を締結したことを発表した。

あわせてミクシィが出資するTech Growth Capital有限責任事業組合が、ハブの第三者割当増資の引受け約10億円およびロイヤルホールディングス<8179>からの既存株式の譲受約5.5億円により、総額約15.5億円（251万7600株、約20.0％）の出資を予定している。これにより、ハブはミクシィの持分法適用会社となる。

今回、コミュニケーションを楽しむ場づくりを重視する両社が持つ経営資源や強みを相互に活用した協業により、両社の企業価値向上を図ることを目的に、業務提携契約の締結に至った。ハブが提供するオフラインの場でのコミュニケーションとミクシィが提供するオンラインのコミュニケーションサービスとを掛け合わせることでシナジーを創出し、双方の事業成長につなげていく。

＜業務提携の内容＞
①取組み
本契約においてミクシィおよびハブが共同で行う取組みは、以下のとおり。

・ 両当事者それぞれが保有する経営資源を相互に活用することによる、それぞれのサービスの拡充及び新規事業の検討・開発
・ 両当事者が共同して行う新業態（既存又は新規店舗を活用するものを含む。）への投資、および、新業態の企画、開発並びに運営
・ 両当事者それぞれの強みを活かしたユーザー体験の向上及びマーケティングの推進
・ その他ミクシィおよびハブが別途合意した事項

②役割分担
ミクシィの役割は以下のとおり

・ ミクシィおよびその子会社又は関連会社の提供する各種サービスにおいてハブの宣伝等を行うことによる、グループの顧客・ユーザーに対するハブ店舗への誘引
・ハブの店舗内で放映する映像コンテンツの提供および映像・配信コンテンツに係る権利関係の整備・調整支援
・ マーケティング、イベント企画支援
・ 新規事業の検討及び提案
・ その他ミクシィおよびハブが別途合意した事項

ハブの役割は以下のとおり。

・ 株式会社ハブの店舗における、当社グループの提供するサービスとのコラボレーション（以下「本件コラボレーション」という。）の実施（ポップ、限定ドリンク販売、店舗ごとのレイアウト調整、コンテンツ配信等）
・ マーケティング強化における当社グループとの連携
・ミクシィグループが提供する新規サービスの導入
・ その他株式会社ハブ及び当社が別途合意した事項

③目標事項
・ミクシィおよびハブは、本件コラボレーションを、両当事者が合理的に満足いく十分な規模・頻度で実施するものとし、かかる実施のために、最大限協力しなければならない。
・ ミクシィおよびハブは、ミクシィグループがハブに提案する企画又は事業その他計画につき、これを実行し実現するよう最大限努力する義務を負う。
・ これらの事項の達成のため、ミクシィおよびハブはそれぞれ必要な体制を構築しなければならない。

なお、この提携によるミクシィの2021年3月期連結会計年度の業績に与える影響は軽微であるが、今後公表すべき事項が生じた場合には、速やかに開示するとしている。