【ゲーム株概況(3/29)】権利取りから大手ゲーム株堅調 ガーラ昨年来高値もNFT関連で明暗 中国展開延期のBOI大幅安 ブロッコリー・ケイブ高い
3月29日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続伸。前営業日比で207.82円高の2万9384.52円でこの日の取引を終えた。前週末の米国市場が堅調だったことに加え、権利付き最終日だったこともあり、配当の権利取りを狙った買いが入ったようだ。一時は400円高まで上がる場面もあった。こうしたなか、ゲーム関連株を見ていくと、バンナムHD<7832>やカプコン<9697>、任天堂<7974>、コナミHD<9766>など大手ゲーム株の一角が買われたほか、12~2月の決算発表への期待からトーセ<4728>やブロッコリー<2706>、ケイブ<3760>も高い。
また、「NFT」(非代替トークン)関連の一角が短期資金が入ったが、明暗分かれた。ガーラ<4777>が昨年来高値を更新し、一時は353円まで買われる場面があった。他方、モバイルファクトリー<3912>やgumi<3903>がさえない。
日経平均構成銘柄でもあるサイバーエージェント<4751>が反発、オフィスを減床すると発表したエヌジェイHD<9421>もコスト削減期待から買われた。エイチーム<3672>もさえない。東海東京証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げたと観測されている。
このほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が大幅安。先週末、『幻獣契約クリプトラクト』の中国本土向け配信時期を延期すると発表したことが嫌気された。3月までのリリースを予定していたが、4月以降になるという(想定は4・5月)。
【ゲーム関連株】
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高139億6900万円、営業利益11億3300万円、経常利益11億3100万円、最終利益2億4600万円(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高123億6600万円、営業利益21億5400万円、経常利益21億8500万円、最終利益13億5100万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高23億5000万円、営業損益4億4700万円の赤字、経常損益3億5800万円の赤字、最終損益9億700万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月