【ゲーム株概況(4/19)】買収報道"否定"でスクエニHD反落 底流にはゲーム業界の合併・再編への思惑 アクセルMやBOIに押し目買い
4月19日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸。前営業日比で2.00円高の2万9685.37円でこの日の取引を終えた。朝方売り込まれた後、前営業日の終値付近でもみあった。その後、企業決算に対する期待から一時は120円を超える上昇となる場面もあったが、国内での新型コロナ感染拡大が嫌気され、上げ幅を縮小した。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が反落。先週末、一部報道で複数の企業が同社の買収に関心を示していると報じたことを受けて先週末(4月16日)に買われたものの、同日、事業売却を検討している事実はなく、提案を受けた事実もないと報道を事実上否定するコメントを行った(関連記事)。
こうした報道の背景として、資本市場においては、ソニーグループ<6758>がEpic Gamesに2億米ドル(約220億円)の追加出資を行ったほか、MicrosoftがZeniMax Media(Bethesda Softworksの親会社)の買収などが行なわれたことを受けて、ゲーム業界の再編・合併への思惑が底流にあるという。
他方、アクセルマーク<3624>が大幅高。この日、ヘルスケア分野への投資を行う創薬プラットフォーム事業を手掛けるアクセリードと、分子診断領域において製品の評価及び国内流通を共同推進することで合意したと発表したことが材料視された。
このほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>も反発。子会社バンク・オブ・インキュベーションの新規サービス『恋庭』の配信開始日が4月28日に決定したと発表した後に買われたものの、利食い売りに押されていた。発表前の水準に戻ったことから押し目買いが入ったようだ。
【ゲーム関連株】
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が反落。先週末、一部報道で複数の企業が同社の買収に関心を示していると報じたことを受けて先週末(4月16日)に買われたものの、同日、事業売却を検討している事実はなく、提案を受けた事実もないと報道を事実上否定するコメントを行った(関連記事)。
こうした報道の背景として、資本市場においては、ソニーグループ<6758>がEpic Gamesに2億米ドル(約220億円)の追加出資を行ったほか、MicrosoftがZeniMax Media(Bethesda Softworksの親会社)の買収などが行なわれたことを受けて、ゲーム業界の再編・合併への思惑が底流にあるという。
他方、アクセルマーク<3624>が大幅高。この日、ヘルスケア分野への投資を行う創薬プラットフォーム事業を手掛けるアクセリードと、分子診断領域において製品の評価及び国内流通を共同推進することで合意したと発表したことが材料視された。
このほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>も反発。子会社バンク・オブ・インキュベーションの新規サービス『恋庭』の配信開始日が4月28日に決定したと発表した後に買われたものの、利食い売りに押されていた。発表前の水準に戻ったことから押し目買いが入ったようだ。
【ゲーム関連株】
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624