コーエーテクモHD、21年3月期は売上高41%増、営業益73%増と最高業績を更新 『三國志 覇道』が月商10億円達成 『三国志・戦略版』も好調持続
コーエーテクモホールディングス<3635>は、4月26日、2021年3月期の連結決算を発表、売上高、営業利益、経常利益、最終利益のすべての項目で過去最高の業績となり、11期連続での増益を達成した。
売上高603億7000万円(前々期比41.6%増)
営業利益243億9700万円(同73.0%増)
経常利益392億9900万円(同108.3%増)
最終利益295億5000万円(同93.1%増)
パッケージゲームでは、任天堂<7974>の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界観を継承した『ゼルダ無双 厄災の黙示録』が累計出荷本数370万本を超えるヒットとなった。
スマートフォンゲームでは、9月に国内でサービスを開始した『三國志 覇道』がイベントや大型アップデート、積極的なマーケティング施策を実施した結果、中期経営計画で重点目標として掲げていた月商10億円を達成した。同社がIPを許諾し中国で配信中の『三国志・戦略版』は、App Store月間セールスランキングにおいて18ヶ月連続で上位5位以内にランクイン(出典:AppAnnie)し、引き続き高い水準で推移している。
また、金融環境の好転に伴い営業外収益も大幅に増加した。
主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンタテインメント事業…売上高568億800万円、セグメント利益239億7400万円
・「シブサワ・コウ」ブランド
自社開発のスマートフォンゲーム『三國志 覇道』が収益に貢献した。IP許諾タイトル『三国志・戦略版』は1月に台湾、2月に韓国で新たにサービスを開始し、総ダウンロード数はグローバルで5000万を突破した。これらを含めた同社関連のオンライン・モバイル分野の累計ダウンロード数は前年比で57%増加し、9900万に達した。2月には『三國志14 with パワーアップキット』を欧米で販売した。
・「ω-Force」ブランド
アトラスと共同開発した『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』が2月に欧米で発売されたほか、Steam版も配信開始された。スマートフォンゲームでは、3月に新作『真・三國無双』の配信を国内で開始した。
・「Team NINJA」ブランド
2月に本編とダウンロードコンテンツ三部作を収録した『仁王2 Complete Edition』(PS5、PS4、Steam用)をワールドワイドで発売した。
・「ガスト」ブランド
1月に『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』の欧米版とSteam版を販売し、全世界累計出荷本数は36万本となった。「ライザのアトリエ」シリーズは2作合計でミリオンセールスとなっている。3月には『サージュ・コンチェルトDX』(PS4、Nintendo Switch、Steam用)を発売した。
・「ルビーパーティー」ブランド
2月にアニプレックスと共同で企画開発を行った新作スマートフォンゲーム『金色のコルダ スターライトオーケストラ』を国内でサービス開始した。イベント事業では「ネオロマンス HYPER MIXライヴ ~遙かなる時空の中で3~」など、各種イベントを開催した。
・「midas」ブランド
『真・北斗無双』の運営および新規スマートフォンゲームの開発に注力している。
②アミューズメント事業…売上高29億7700万円、セグメント利益3億6800万円
アミューズメント施設は、緊急事態宣言の影響を受けたものの、プライズゲームが好評で堅調に推移した。2月には川越に新店舗をオープンし、店舗数は11店舗となった。スロット・パチンコについては、「パチスロ真・北斗無双」など年間で2タイトルがリリースされたものの、感染症の影響により減益となった。
③不動産事業…売上高7億8900万円、セグメント利益9900万円
ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohamaは、感染症対策を徹底した上でライブイベントや配信ライブを開催している。その他の賃貸用不動産は高い稼働率を維持した。
■今期は増収も利益率は低下の予想
なお、2022年3月通期の見通しは以下のとおり。
売上高650億円(前年同期比7.7%増)
営業利益245億円(同0.4%増)
経常利益365億円(同7.1%減)
最終利益265億円(同10.3%減)
売上高603億7000万円(前々期比41.6%増)
営業利益243億9700万円(同73.0%増)
経常利益392億9900万円(同108.3%増)
最終利益295億5000万円(同93.1%増)
パッケージゲームでは、任天堂<7974>の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界観を継承した『ゼルダ無双 厄災の黙示録』が累計出荷本数370万本を超えるヒットとなった。
スマートフォンゲームでは、9月に国内でサービスを開始した『三國志 覇道』がイベントや大型アップデート、積極的なマーケティング施策を実施した結果、中期経営計画で重点目標として掲げていた月商10億円を達成した。同社がIPを許諾し中国で配信中の『三国志・戦略版』は、App Store月間セールスランキングにおいて18ヶ月連続で上位5位以内にランクイン(出典:AppAnnie)し、引き続き高い水準で推移している。
また、金融環境の好転に伴い営業外収益も大幅に増加した。
主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンタテインメント事業…売上高568億800万円、セグメント利益239億7400万円
・「シブサワ・コウ」ブランド
自社開発のスマートフォンゲーム『三國志 覇道』が収益に貢献した。IP許諾タイトル『三国志・戦略版』は1月に台湾、2月に韓国で新たにサービスを開始し、総ダウンロード数はグローバルで5000万を突破した。これらを含めた同社関連のオンライン・モバイル分野の累計ダウンロード数は前年比で57%増加し、9900万に達した。2月には『三國志14 with パワーアップキット』を欧米で販売した。
・「ω-Force」ブランド
アトラスと共同開発した『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』が2月に欧米で発売されたほか、Steam版も配信開始された。スマートフォンゲームでは、3月に新作『真・三國無双』の配信を国内で開始した。
・「Team NINJA」ブランド
2月に本編とダウンロードコンテンツ三部作を収録した『仁王2 Complete Edition』(PS5、PS4、Steam用)をワールドワイドで発売した。
・「ガスト」ブランド
1月に『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』の欧米版とSteam版を販売し、全世界累計出荷本数は36万本となった。「ライザのアトリエ」シリーズは2作合計でミリオンセールスとなっている。3月には『サージュ・コンチェルトDX』(PS4、Nintendo Switch、Steam用)を発売した。
・「ルビーパーティー」ブランド
2月にアニプレックスと共同で企画開発を行った新作スマートフォンゲーム『金色のコルダ スターライトオーケストラ』を国内でサービス開始した。イベント事業では「ネオロマンス HYPER MIXライヴ ~遙かなる時空の中で3~」など、各種イベントを開催した。
・「midas」ブランド
『真・北斗無双』の運営および新規スマートフォンゲームの開発に注力している。
②アミューズメント事業…売上高29億7700万円、セグメント利益3億6800万円
アミューズメント施設は、緊急事態宣言の影響を受けたものの、プライズゲームが好評で堅調に推移した。2月には川越に新店舗をオープンし、店舗数は11店舗となった。スロット・パチンコについては、「パチスロ真・北斗無双」など年間で2タイトルがリリースされたものの、感染症の影響により減益となった。
③不動産事業…売上高7億8900万円、セグメント利益9900万円
ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohamaは、感染症対策を徹底した上でライブイベントや配信ライブを開催している。その他の賃貸用不動産は高い稼働率を維持した。
■今期は増収も利益率は低下の予想
なお、2022年3月通期の見通しは以下のとおり。
売上高650億円(前年同期比7.7%増)
営業利益245億円(同0.4%増)
経常利益365億円(同7.1%減)
最終利益265億円(同10.3%減)
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635