【決算レポート】アカツキ、第4四半期は『ドッカンバトル』周年でQonQ増収 賞与や広告宣伝費など一時費用で減益に 『エムステ』は終了見据えて縮小




アカツキ<3932>は、2021年3月期の連結決算を発表し、決算説明資料を公開した。今回、第4四半期(21年1~3月)にフォーカスすると、売上高74億1700万円(前四半期比QonQ6.0%増)、営業利益19億8400万円(同10.1%減)、経常利益18億3400万円(同20.0%減)、最終利益5億2500万円(同67.1%減)と増収減益となった。


・売上高:74億1700万円(前四半期比6.0%増)
・営業利益:19億8400万円(同10.1%減)
・経常利益:18億3400万円(同20.0%減)
・最終利益:5億2500万円(同67.1%減)


『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』がこの四半期はリリース6周年記念を迎えてストアのセールスランキングで複数回の首位を獲得するなど堅調に推移したほか、前四半期(11月)にリリースした『HoneyWorks Premium Live(ハニプレ)』がフル寄与した。『アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!(エムステ)』については終了を見据えて運営を縮小したとのこと。
 


気になるのは営業減益となった要因だが、主に人件費と外注費、広告宣伝費の増加があったとのこと。人件費については賞与の支給と福利厚生費で4億2000万円増えて14億4500万円、外注費はゲーム事業とIP事業で8900万円増えて13億1700万円、広告宣伝費は1億6300万円増えて3億8900万円となった。
 

 

このほか、注力中のIP事業部では自社IP「クマーバチャンネル」や「JAZZ-ON!」のほか、「日本沈没2020」「マジカパーティ」への出資などを行った。自社IPに関連した通販ストも展開した。IP事業部については引き続き投資先行となっているという。ただ、利益インパクトは第4四半期で2億円のマイナスと大きくはない。
 
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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