テンダが6月10日にJASDAQに新規上場…Webシステムやサイトを手掛けるITソリューション事業が主力 『ヴァンパイア†ブラッド』など自社ゲーム提供も

東京証券取引所は、5月7日、テンダのJASDAQスタンダード上場を承認した。上場予定日は6月10日で、市場コードは「4198」となる。主幹事証券はいちよし証券。

同社は、請負を中心にWebシステムやそれに関わるWebサイト/アプリケーションの開発・保守・運用およびビジネスプロダクト(製品)の提供、ゲームコンテンツの企画・開発および運用保守を主な事業としている。

Webシステムやそれに関わるWebサイトを手掛けるITソリューション事業が収益の柱となっており、2021年5月期からはその一部としてマニュアル作成自動ツールなどを手掛けていたビジネスプロダクト事業を新たなセグメントとして分割している。

ゲームコンテンツ事業では、2001年よりソーシャルゲームをはじめとしたコンテンツの制作・運用をおこなっており、2014年から蓄積された企画、開発、運用ノウハウを活かし、コンテンツプロバイダーとして自社ゲームの提供も行っている。

なお、自社タイトルは、『ヴァンパイア†ブラッド』『からくりサーカス~Larmes d'un Clown(ラームズ ダン クラウン)~』『ヤマダゲームたぷたん』、受託開発、運用タイトルは、『宇宙戦艦ヤマト2202 遥かなる旅路』『ろくでなしBLUES~激闘クロニクル~』が主なタイトルとなっている。

直近の業績を見てみると、2020年5月期の連結業績は売上高31億9300万円(前年度比25.3%増)、営業利益2億9200万円(同76.7%増)、経常利益2億9800万円(同78.5%増)、最終利益2億500万円(同85.2%増)と大幅な増収増益を達成した。

さらに足元の2021年5月期の第3四半期までの累計(6~2月)は、売上高21億7500万円、営業利益2億5100万円、経常利益2億5000万円、最終利益1億6700万円となっている。主力のITソリューション事業において新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で顧客企業のIT投資が抑制され、大型案件の規模縮小や受注延期などが発生したものの、ビジネスプロダクト事業とゲームコンテンツ事業はおおむね順調な推移となっている。



今回の上場では、新株発行を通じて概算で約8億1720万円を調達する。調達資金は、今後の事業拡大に向けた研究開発費として1億5000万円、事業運営上のリスクでもある人材の確保のための採用費を含めた人件費として1億円、ビジネスプロダクト事業の販売拡大のための広告宣伝費用として2億5000万円、借入金の返済に3億1720万円を充当する。

なお、想定発行価格3250円と、上場時発行済株式数212万3000株で計算すると時価総額は68億9975万円となる見通し。

【株主構成】