カプコン<9697>は、5月10日、2021年3月期の連結決算を発表、デジタル販売を主軸とした事業戦略のもと、販売地域の拡大と長期販売の実現に伴い海外収益が伸長したことにより、8期連続営業増益を達成した。
売上高953億800万円(前々期比16.8%増)
営業利益345億9600万円(同51.6%増)
経常利益348億4500万円(同51.8%増)
最終利益249億2300万円(同56.3%増)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタルコンテンツ事業…売上高753億円(前々期比25.6%増)、営業利益370億200万円(同53.1%増)
シリーズ最新作『モンスターハンターライズ』(Nintendo Switch用)が今年3月の発売から早々に全世界で出荷本数400万本を突破するなど好調に推移したほか、『バイオハザード RE:3』(PS4、Xbox One、PC用)も390万本と順調に販売本数を伸ばした。また、前期発売の『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(PS4、Xbox One、PC用)や前期以前に発売した『バイオハザード RE:2』(PS4、Xbox One、PC用)など、採算性の高いリピートタイトルも根強い人気により利益を押し上げた。さらに、次世代ゲーム機向けタイトル『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』(PS5、Xbox Series X|S用)を発売した。
加えて、モバイルコンテンツは、日本国内で『ロックマンX DiVE』のサービスを開始したほか、協業タイトル『街霸:対決(ストリートファイター:デュエル)』の中国でのサービス開始に伴うライセンス収益が利益に貢献した。
②アミューズメント施設事業…売上高98億7100万円(同18.4%減)、営業利益1億4900万円(同87.7%減)
昨年5月の緊急事態宣言の解除後、順次営業を再開し回復に努めた。同社の人気キャラクターグッズの物販専門店「カプコンストアオーサカ」(大阪府)の新規出店をはじめとして既存店「プラサカプコン高知店」の大型リニューアルを行うなど、地域に根付いた店舗展開、運営を推進した。なお、3月期末の施設数は41店舗となった。
③アミューズメント機器事業…売上高70億9000万円(同8.5%増)、営業利益24億700万円(同15.4%増)
感染症拡大に伴いホールオペレーターの休業や旧規則遊技機の撤去期限が延長されたこともあり、全般的に新機種への需要が鈍化する中、『モンスターハンター:ワールド』が好調に推移したほか、『リングにかけろ1 ワールドチャンピオンカーニバル編』および『バイオハザード7 レジデント イービル』を投入し、収益を下支えした。
④その他事業…売上高30億4500万円(同0.9%増)、営業利益9億8700万円(同81.2%増)
ブランド価値向上に向け、グローバルでの積極的な展開を図り、シリーズ初の「モンスターハンター」のハリウッド実写映画が昨年12月に海外で公開され、国内は今年3月に『モンスターハンターライズ』の発売日と同日に公開するなど、主力IPを活用した映像化やキャラクターグッズなどの販売拡大に注力した。
また、eスポーツにおいては、感染症拡大の影響によりオンライン形式のイベントに切り替えて実施した。昨年6月に開始した個人戦「CAPCOM Pro Tour Online 2020」ならびに昨秋から開始したチーム戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020」および「ストリートファイターリーグ: Pro-US 2020」ともに、多くのプレイヤーが参加し熱戦が繰り広げられ、さらなるユーザー層の拡大につながった。
■2022年3月期も増収増益の見込み
なお、2022年3月期通期の業績予想は、以下のとおり。
売上高1000億円(前期比4.9%増)
営業利益420億円(同21.4%増)
経常利益420億円(同20.5%増)
最終利益300億円(同20.4%増)
売上高953億800万円(前々期比16.8%増)
営業利益345億9600万円(同51.6%増)
経常利益348億4500万円(同51.8%増)
最終利益249億2300万円(同56.3%増)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタルコンテンツ事業…売上高753億円(前々期比25.6%増)、営業利益370億200万円(同53.1%増)
シリーズ最新作『モンスターハンターライズ』(Nintendo Switch用)が今年3月の発売から早々に全世界で出荷本数400万本を突破するなど好調に推移したほか、『バイオハザード RE:3』(PS4、Xbox One、PC用)も390万本と順調に販売本数を伸ばした。また、前期発売の『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(PS4、Xbox One、PC用)や前期以前に発売した『バイオハザード RE:2』(PS4、Xbox One、PC用)など、採算性の高いリピートタイトルも根強い人気により利益を押し上げた。さらに、次世代ゲーム機向けタイトル『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』(PS5、Xbox Series X|S用)を発売した。
加えて、モバイルコンテンツは、日本国内で『ロックマンX DiVE』のサービスを開始したほか、協業タイトル『街霸:対決(ストリートファイター:デュエル)』の中国でのサービス開始に伴うライセンス収益が利益に貢献した。
②アミューズメント施設事業…売上高98億7100万円(同18.4%減)、営業利益1億4900万円(同87.7%減)
昨年5月の緊急事態宣言の解除後、順次営業を再開し回復に努めた。同社の人気キャラクターグッズの物販専門店「カプコンストアオーサカ」(大阪府)の新規出店をはじめとして既存店「プラサカプコン高知店」の大型リニューアルを行うなど、地域に根付いた店舗展開、運営を推進した。なお、3月期末の施設数は41店舗となった。
③アミューズメント機器事業…売上高70億9000万円(同8.5%増)、営業利益24億700万円(同15.4%増)
感染症拡大に伴いホールオペレーターの休業や旧規則遊技機の撤去期限が延長されたこともあり、全般的に新機種への需要が鈍化する中、『モンスターハンター:ワールド』が好調に推移したほか、『リングにかけろ1 ワールドチャンピオンカーニバル編』および『バイオハザード7 レジデント イービル』を投入し、収益を下支えした。
④その他事業…売上高30億4500万円(同0.9%増)、営業利益9億8700万円(同81.2%増)
ブランド価値向上に向け、グローバルでの積極的な展開を図り、シリーズ初の「モンスターハンター」のハリウッド実写映画が昨年12月に海外で公開され、国内は今年3月に『モンスターハンターライズ』の発売日と同日に公開するなど、主力IPを活用した映像化やキャラクターグッズなどの販売拡大に注力した。
また、eスポーツにおいては、感染症拡大の影響によりオンライン形式のイベントに切り替えて実施した。昨年6月に開始した個人戦「CAPCOM Pro Tour Online 2020」ならびに昨秋から開始したチーム戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020」および「ストリートファイターリーグ: Pro-US 2020」ともに、多くのプレイヤーが参加し熱戦が繰り広げられ、さらなるユーザー層の拡大につながった。
■2022年3月期も増収増益の見込み
なお、2022年3月期通期の業績予想は、以下のとおり。
売上高1000億円(前期比4.9%増)
営業利益420億円(同21.4%増)
経常利益420億円(同20.5%増)
最終利益300億円(同20.4%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697