コナミスポーツ、21年3月期の決算は最終赤字214億円 新型コロナの影響で臨時休業や営業時間短縮 店舗閉鎖や固定資産の減損も

コナミホールディングス<9766>傘下のコナミスポーツの2021年3月期(第50期)の決算は、売上高364億3800万円(前の期比37.7%減)、営業損失99億3000万円(前の期は18億0600万円の損失計上)、経常損失99億7700万円(同18億4500万円の損失計上)、最終損失214億8000万円(同34億0200万円の損失計上)と大幅減収・赤字幅拡大となった。


・売上高:364億3800万円(同37.7%減)
・営業損失:99億3000万円(同18億0600万円の損失計上)
・経常損失:99億7700万円(同18億4500万円の損失計上)
・最終損失:214億8000万円(同34億0200万円の損失計上)


コナミホールディングスの決算報告は以下のとおり。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う政府による緊急事態宣言の発出や地方自治体からの休業要請などを受け、スポーツクラブ直営施設及び受託施設の臨時休館や営業時間の短縮等により売上高は減少した。

受託施設においても、地方自治体や契約法人などの要請により、施設の臨時休館や営業時間の短縮などを余儀なくされたが、これまで培った運営・指導のノウハウや実績を活かし事業拡大を進めており、新規に川崎市民プラザ、堺市家原大池体育館、大分市大洲総合体育館、船橋市運動公園、法典公園の業務受託運営を開始した。

その他、コナミスポーツクラブオリジナル動画の無料配信や、アプリと連動した家庭用新型フィットネスバイク「エアロバイク EXS」、オリジナルプロテイン「アスボディ」の販売を開始し、公式オンラインショップにて多彩なホームフィットネス商品を揃えるなど、商品・サービスの充実を図った。

なお、不採算店舗の撤退等による固定費削減を実施し、コスト構造の変革に取り組んでおり、2021年2月に直営施設9店舗の営業を終了するとともに、5月にはさらに16店舗を閉店することを決定した。また、回収可能価額が帳簿価額を下回ったため有形固定資産および商標権の減損損失187億1700万円を計上した。

コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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