グリ-、第2四半期は経常益45.8%増の131億円-ソーシャルゲームの課金収入と広告が伸びる

 グリー<3632>が2月2日に発表した第2四半期累計(7-12月期)の業績は、売上高267億1200万円(前年同期比77.9%増)、経常利益131億4700万円(同45.8%増)、四半期純利益78億5600万円(同47.0%増)だった。  同社では、「モンプラ」や「海賊王国コロンブス」といったソーシャルゲームの有料課金収入や「GREE Platform」の急成長が寄与したことに加え、「GREE Platform」パートナー向けの広告が順調に伸びた、としている。内製ゲームの増加やスマートフォンに対応しデータセンターの増強にかかる費用や、プロモーション活動のための広告宣伝費、業容拡大に伴う人件費の増加を吸収しての増益となった。   ■6月通期の見通し  6月通期は、売上高540~600億円(前期比53.3~70.3%増)、経常利益270~300億円(同37.8~53.1%増)、当期純利益159~177億円(同38.2~53.8%増)を見込む。業績予想に変更はなし。  同社では、大手通信事業者との連携や多様なプロモーション手法を用いた広告宣伝活動を展開し、ユーザー数の拡大に注力すると同時に、内製ソーシャルゲームの新規投入に向けた開発体制の強化、月額課金メニューの拡充を図る、としている。  また、スマートフォンへの対応については、iPhone版、Android版「GREE」のリリースや、「GREE Platform foe Smartphone」のオープン化などを進めている。無料カジュアルゲームアプリやパートナーによるアプリの投入、第3四半期では既存内製ゲームをスマートフォンに逐次移植する予定。