ソニー<6758>が2月3日に発表した第3四半期累計(4-12月期)の連結業績(米国会計基準)は、売上高及び営業収入5兆6004億円(前年同期比1.8%増)、営業利益2731億円(同211.1%増)、株主に帰属する四半期純利益1292億円(同719.6%増)だった。
液晶テレビやデジタルカメラなどの販売が伸びたことに加え、ゲーム機やPCなどの損益が改善したことが寄与し、大幅な増益となった。為替の円高の影響も吸収した。
「PlayStation3」については逆ざやが解消したようだ。液晶テレビは、10-12月期は競争の激化による価格下落の影響で赤字だった模様。
なお、ゲーム機の販売台数の内訳は、「PlayStation3」が1220万台(前年同期1080万台)、「PlayStation Portable」が630万台(同850万台)、「PlayStation2」が520万台(同560万台)だった。
3月通期予想は、売上高及び営業収入7兆2000億円(前期比0.2%減)、営業利益2000億円(同529.5%増)、株主に帰属する当期純利益700億円(前期408億円の赤字)を見込む。売上高のみ従来予想から2000億円減額した。想定為替レートは、1ドル=82円、1ユーロ=110円前後。
通期の販売予想は、「PlayStation3」が1500万台(前年同期1300万台)、「PlayStation Portable」が800万台(同990万台)、「PlayStation2」が600万台(同730万台)としている。