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gumi<3903>は、7月28日、昨年2020年7月28日に公表した2023年4月期を最終年度とした中期経営戦略の進捗状況を発表した。
この中期戦略では、初年度となる2021年4月期に「30~50億円以上の営業利益水準」の達成を目指していたが、新規タイトルの配信時期の延期などにより、営業利益目標は未達となった。 一方で、新規事業の投資領域における収益貢献に伴い、過去最高の経常利益および最終利益を達成した。
続く今期(2022年4月期)は、複数の新規タイトルの貢献も含め「30~50億円以上の営業利益水準」の達成を目指すとともに、最終年度の2020年4月期の営業利益目標100億円達成の足掛かりとすることを目指すとしている。
また、新規事業においては、市況にかんがみブロックチェーン領域への投資を強化していくことでさらなる収益貢献を図っていく。
モバイルゲームについては、これまでに蓄積したノウハウを最大限に活用したビジネスの拡大により、売上と利益の最大化を図っていく。2021年4月期は『FFBE幻影戦争』の安定運用に成功するも、配信予定だったタイトルは延期となった。今期は、現在開発中のパイプラインの早期市場投入を進めるとともに、さらなる有力IPの獲得を推進していく方針だ。
加えて、家庭用ゲームやVRなど、デバイスの垣根を超えた自社ゲームコンテンツを展開し、ゲーム会社としての事業多角化も推進していく。
XR事業、ブロックチェーン事業など新規事業領域については、2021年4月期はファンド出資を通じた投資利益の創出に成功した。また、コンテンツ開発領域では、 ブロックチェーンゲーム『ブレフロヒーローズ』運用に伴う収益貢献は限定的ながら、double jump.tokyoとの事業連携を強化した。
続く今期については、XR事業の方針は継続も、ブロックチェーン事業においては好調な市況にかんがみ積極投資へ方針を転換する。なお、取締役を退任した國光宏尚氏は、gumiグループから離れるものの、今後もファンドの運営などについては関わる予定だという。
なお、中期経営戦略における数値目標は変更なく、新規タイトルの配信に伴うモバイルオンラインゲーム事業の収益力強化に加え、新規事業の更なる収益貢献を図り、対売上高営業利益率20%、営業利益100億円の達成と、株価の公募価格の奪還を目指すとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903