MCF、2020年モバイルコンテンツ関連の市場規模は3%増の7兆1158億円 ゲームは9%増の1.5兆円 動画、電子書籍、ECの成長目立つ
モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、この日(7月29日)、2020年(1月~12月)のモバイルコンテンツ関連の市場規模が前年比3%増の7兆1158億円となったと発表した。モバイルコンテンツ関連市場として、ゲーム系、音楽系をはじめとしたデジタルコンテンツを有料配信する「モバイルコンテンツ市場」と、物販系、サービス系、トランザクション系の3分野で構成した「モバイルコマース市場」を合算となる。
まず、「モバイルコンテンツ市場」から見ていくと、その市場規模は12%増のの2兆6295億円だった。「フィーチャーフォン市場」は48%減の146億円、「スマートフォン等市場」は13%増の2兆6149億円となった。カテゴリ別の内訳をみると、「ゲーム・ソーシャルゲーム等市場」がモバイルコンテンツ市場の約65%を占めており、9%増の1兆5288億円となり、引き続き市場の大半を占めた。
ただ、動画・エンタメが37%増の3430億円、電子書籍が20%増の3946億円、音楽コンテンツが5%増の1467億円となっており、ゲーム以外の成長も目立った。
また、「モバイルコマース市場」は、「物販系市場」(一般的な通販を対象とした市場)、「サービス系市場」(興行チケット、旅行チケット、航空チケット、鉄道チケット等を対象とした市場)、「トランザクション系市場」(証券取引手数料、オークション手数料、公営競技手数料等を対象とした市場)の3分野に分類している。3分野あわせた「モバイルコマース市場」は1%減の4兆4863億円となった。
商品をモバイルから購入する「物販系市場」は、22%増の2兆7849億円となった。「サービス系市場」に関しては、44%減の9519億円となった。「トランザクション系市場」は、34%増の7495億円となった。
会社情報
- 会社名
- 一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)