インフォコム<4348>は、本日(7月30日)、第1四半期(21年4～6月)の決算を発表し、売上高158億7300万円(前年同期比1.8%増)、営業利益21億5700万円(同3.2%増)、経常利益21億9100万円(同3.1%増)、最終利益15億1400万円(同5.1%増)と増収増益となった。
巣ごもり需要や電子書籍市場の拡大を背景に電子コミックを中心に高成長を続けてきた同社だが、伸び率が低下してきたのだろうか。
・売上高:158億7300万円(同1.8%増)
・営業利益:21億5700万円(同3.2%増)
・経常利益:21億9100万円(同3.1%増)
・最終利益:15億1400万円(同5.1%増)
同社では、ネットビジネス、ITサービスともに堅調に推移した、としている。
セグメント別の状況は以下のとおり。
【ネットビジネス】
売上高:107.7億円(同1.6%増)
営業利益:20.9億円(同8.3%増)
海賊版サイトの影響を受けたものの、オリジナルコミックとマーケティング強化などの施策により増収を達成した、としている。増収効果と広告の最適化で営業利益もプラスとなった。
四半期ごとの売上高の推移は以下のとおり。どの程度の規模かは不明だが、海賊版サイトの影響も受けたとのこと。ここ5四半期は横ばいで推移している。
【ITサービス】
売上高:50.9億円(同2.2%増)
営業利益:1.6億円(同6.7%増)
病院向け企業向けともに堅調に推移した。増収効果で営業利益もプラスとなった。
■2022年3月通期の見通し
続く2022年3月通期は、売上高770億円(前期比13.1%増)、営業利益110億円(同1.7%増)、経常利益110億円(同0.6%増)、最終利益73億円(同16.3%増)を見込む。
・売上高:770億円(同13.1%増)
・営業利益:110億円(同1.7%増)
・経常利益:110億円(同0.6%増)
・最終利益:73億円(同16.3%増)
また、進捗率を見ると、売上高20.6%、営業利益19.6%、経常利益19.9%、最終利益20.7%となっている。
・売上高:20.6%
・営業利益:19.6%
・経常利益:19.9%
・最終利益:20.7%
