KLab、21年12月期業績予想を修正…5月に続き今期2度目の下方修正 『スクスタ』の低迷と『ブレソル』の想定を上回る減衰で

  • KLab<3656>は、8月5日、2021年12月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高・利益ともに引き続きレンジ予想での開示となるが、いずれも従来予想を下回る見通しとなった。

    なお、同社は5月にも業績予想の修正を発表しており、今期2度目の下方修正となる。

    売上高255億~285億円(従来予想270億~320億円)
    営業損益16億円の赤字~10億円の黒字(同5億円の赤子~18億円の黒字)
    経常損益15億円の赤字~11億円の黒字(同3億円の赤字~20億円の黒字)
    最終損益20億円の赤字~2000万円の黒字(同13億円の赤字~2億円の黒字)

    第2四半期は、複数タイトルにおいて商材の売れ行きが鈍化し、軟調な推移となった。特に、第1四半期において売上高が当初予想を大幅に下回った『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(以下、スクスタ)』が第2四半期においても売上高が回復しなかったことに加え、『BLEACH Brave Souls』についても減衰幅が想定を上回って推移した。

    各タイトルにおける減衰が第3四半期以降も継続する可能性を考慮し、業績予想の修正を行うこととしたが、減衰の要因として大型イベント前の買い控えなど一過性の現象であった可能性もあることから、今後回復基調に転じた場合も想定してレンジの幅を設定している。

    第3四半期以降は、『BLEACH Brave Souls』『スクスタ』『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』などの複数タイトルにおいて周年記念キャンペーンを実施することから、収益の増加を見込んでいる。また、現在開発中の『ラピスリライツ』のリリースによる収益への寄与も想定している。

    各利益項目は売上高の減少に伴い減少するが、現在進めているコスト削減による費用の圧縮を想定して算出している。

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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