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ミクシィ<2121>は、8月6日、2022年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、前年同期はコロナ禍において主力の『モンスターストライク』が「エヴァンゲリオン」など有力IPとのコラボが奏功し、好調だった反動もあって減収減益となった。
売上高283億6600万円(前年同期比3.4%減)
営業利益60億1100万円(同19.4%減)
経常利益60億2300万円(同17.9%減)
最終利益40億5400万円(同17.7%減)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタルエンターテインメント事業…売上高225億9600万円(前年同期比13.1%減)、セグメント利益105億8600万円(同15.2%減)
『モンスターストライク』は、前年同期と比較してMAUの低下などにより売上高およびセグメント利益は減少しているが、有力IPとのコラボレーションなどの影響もあり、期初の業績予想に対し、計画どおりの進捗となった。また、『コトダマン』の売上も順調に拡大している。新規アプリゲームの開発も進めており、収益の安定化及び収益性の向上に取り組んだ。
②スポーツ事業…売上高40億4700万円(同69.7%増)、セグメント損益6億8100万円の赤字(前年同期10億2000万円の赤字)
プロスポーツチーム経営は、プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」が2020-21シーズンにクラブ初となるBリーグ優勝を果たした。公営競技関連事業では、チャリ・ロトで、2021年4月より初のCM放映を実施するなど、積極的なマーケティング施策が奏功し、順調にユーザー数を伸ばした。また、2020年の6月よりサービスを開始しているスポーツベッティングサービス「TIPSTAR」の伸長も売上増加に貢献した。
③ライフスタイル事業…売上高17億2200万円(同76.1%増)、セグメント利益1億5900万円(前年同期3億600万円の赤字)
「家族アルバム みてね」は、マネタイズの強化を推進しており、スフィダンテと連携したギフトサービスの定着が進んだことで、前年同期の受注実績を大きく上回り、売上高は前年同期と比較して増加した。また、「minimo」は、前年同期に新型コロナウイルスの影響を受け、低調に推移していたが復調し、売上を大きく伸ばした。
■通期予想は変更なし
なお、2022年3月期通期の予想については、従来のレンジ予想から変更なく、以下のとおり。
売上高1150億円~1200億円(前期比25.4%増~25.4%増)
営業利益120億円~150億円(同69.7%増~84.7%増)
経常利益120億円~150億円(同69.8%増~84.6%増)
最終利益85億円~100億円(同263.2%増~293.4%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121