ギークス、第1四半期の決算は営業利益58.5%減の5100万円 本社移転費用が響く ゲームは『ヒロトラ』や『アイナナ』運営

ギークス<7060>は、この日(8月6日)、第1四半期(4~6月)の連結決算を発表し、売上高10億7700万円(前年同期比54.1%増)、営業利益5100万円(同58.5%減)、経常利益5400万円(同49.2%減)、最終利益2800万円(同52.3%減)と大幅増収・大幅減益となった。売上が大きく伸びたものの、本社移転に伴う一時的なコスト増が負担となり、大幅な減益となった。

 

・売上高:10億7700万円(同54.1%増)
・営業利益:5100万円(同58.5%減)
・経常利益:5400万円(同49.2%減)
・最終利益:2800万円(同52.3%減)

 

 

 

セグメント別の状況は以下のとおり。

<IT人材事業>
売上高は4億1600万円(同16.3%増)、セグメント利益は2億2600万円(同10.6%増)となった。事業環境は好調に推移した。長引くコロナ禍で、各企業でリモートワークの受入体制が整ったことで、8割以上のITフリーランスがリモートワークを取り入れるなど、既存の働き方に大きな変化がみられた。

こういった環境変化に対応するため、サポート体制を拡充し、企業やITフリーランスとの細やかなコミュニケーション、ITフリーランス向けの福利厚生制度「フリノベ」の拡充や各種オンラインセミナーを実施した。

<ゲーム事業>
売上高は5億5500万円(同116.9%増)、セグメント損失は5900万円(前年同期はセグメント利益1400万円)となった。新型コロナウイルス感染症の影響は見受けられず、堅調に推移した。「僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT」や「アイドリッシュセブン」をはじめとした4本のタイトルの運営と、3本の新規タイトルの開発を行っている。

<x-Tech事業>
売上高は7100万円(同36.6%増)、セグメント利益は100万円(同セグメント損失800万円)となった。最先端の技術や手法を活用し、「テクノロジー×データ」で、ビジネスモデル変革のテクノロジーパートナーを目指し、主に最先端のAR(拡張現実)などの技術を活用したアプリや動画制作、スポーツ領域のデジタルマーケティング支援やD2C支援を行っている。

<Seed Tech事業>
売上高は3300万円(同4.5%減)、セグメント利益は300万円(同セグメント損失200万円)となった。第1四半期より、前の期に設立した子会社のシードテックが本格的に営業を開始し、オンデマンド型プログラミングスクールサービスとオフショア開発受託事業を推進してきた。

なお、「収益認識に関する会計基準」の適用により、売上高は2億8900万円増加したが、営業利益、経常利益、最終利益に与える影響はないとのこと。

 

■2022年3月通期の見通し

2022年3月通期は、売上高50億円(前期比45.9%増)、営業利益10億円(同35.4%増)、経常利益10億円(同40.1%増)、最終利益6億円(同31.1%増)を見込む。

 

・売上高:50億円(同45.9%増)
・営業利益:10億円(同35.4%増)
・経常利益:10億円(同40.1%増)
・最終利益:6億円(同31.1%増)

 

 

ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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