アクセルマーク<3624>は、この日(8月12日)、「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消したことを明らかにした。
第2四半期累計まで継続して営業損失を計上し、かつ債務超過となっていたことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しており、この状況を解消するための対応策を実施してきた。
収益面では、収益事業である広告事業において、デジタルコンテンツやeコマース領域を中心とした広告売上の拡大、データを活用した新機能やサービス開発による収益力の強化を図った。また、前事業年度の不採算事業からの撤退に伴って、オフィスの縮小や業務運営体制の最適化と共通部門費用等の固定費用を削減等の収益構造の改善に努めた。
この結果、収益構造改善の効果が本格的に寄与していなかった第1四半期の営業損失により第3四半期累計では営業損失を計上しているものの、収益構造改善の効果が本格的に寄与した第2四半期より四半期会計期間の営業利益を計上するに至り、第3四半期も引き続き営業利益を計上しており、第4四半期についても営業利益の計上を見込んでいる。
財務基盤の安定化に向けては、上記収益構造改善による経営成績の回復を実現させるとともに、資金繰りの安定化を図ってきた。
また、2第2回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第23回新株予約権を4月28日付で発行し、その後これらの行使が行われたことにより、9億6500万円の資金を調達するとともに、資本金及び資本準備金が増加したことで第3四半期末においては債務超過が解消された。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624