カヤック、6月中間決算は営業益96%増の5.7億円と大幅増 ハイカジやアキバスタジオ受託売上がけん引 クライアントワークも貢献

 

 

カヤック<3904>は、この日(8月12日)、2021年12月期の6月中間期の連結決算を発表し、売上高56億8900万円(前年同期比35.4%増)、営業利益5億7700万円(同96.5%増)、経常利益6億2400万円(同108.4%増)、最終利益4億4200万円(同133.8%増)と大幅増収・増益を達成した。クライアントワークが伸びたほか、ハイパーカジュアルゲームの売上やカヤックアキバスタジオの大型の受託案件の納品が完了したため、としている。

 

・売上高:56億8900万円(同35.4%増)
・営業利益:5億7700万円(同96.5%増)
・経常利益:6億2400万円(同108.4%増)
・最終利益:4億4200万円(同133.8%増)

 

 

 

① クライアントワーク
売上高は13億4600万円(同37.7%増)となった。スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にある。また、同社の企画力、技術力をもとにクライアントの新製品開発を支援する領域にも進出している。

 

② ゲーム
25億円(同24.3%増)となった。ハイパーカジュアルゲームについては、第2四半期に新作「Ball Run2048」を正式にリリースし、全米のApp Store無料ゲームランキングで5位、カジュアルゲームカテゴリで1位を獲得するなど好調だった。既存タイトルの一部にピークアウトの傾向が出てきたが、ダウンロード数は直前四半期比1.7%増の4639万件となった。また、カヤックアキバスタジオでの受託事業は拡大基調にある。

 

③ ゲームコミュニティ
売上高は11億6000万円(同65.9%増)となった。ウェルプレイド・ライゼストでは大型のeスポーツ大会の運営の受託案件が第2四半期累計の増収に寄与した。また、対戦形式の拡充等が追い風となり、2021年第2四半期におけるTonamelの大会開催数は直同20.4%増の2,316件となった。

 

④ ちいき資本主義
売上高は2億3000万円(同38.4%増)となった。2021年6月末時点で、SMOUTの累計登録ユーザー数は直前四半期末比10.6%増の2.79万人となり、順調に拡大している。

⑤ その他サービス
売上高は4億5200万円(同30.3%増)となった。「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年上半期に業績が悪化した後、緩やかな回復基調にある。また、湘南地域への移住ニーズが追い風となり、子会社で展開する不動産仲介業が堅調に推移している。

 

■2021年12月通期の見通し

2021年12月通期は、売上高100億円(前期比14.3%増)、営業利益10億円(同34.3%増)、経常利益9億5000万円(同28.2%増)、最終利益5億8000万円(同14.8%増)を見込む。

・売上高:100億円(同14.3%増)
・営業利益:10億円(同34.3%増)
・経常利益:9億5000万円(同28.2%増)
・最終利益:5億8000万円(同14.8%増)

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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