ポケモン、Switch『ポケモンユナイト』本日参戦の「ハピナス」の使用感をレビュー 回復や能力上昇でチームをサポートして攻守逆転を狙え！
ポケモンは、Nintendo Switch版『ポケモンユナイト（Pokémon UNITE）』において、本日（8月18日）16時より、新キャラ「ハピナス」を追加した。
本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。
▲ハピナスは近接・サポート型。タマゴを使って回復したり攻撃したりと多彩な戦い方が可能となっている。
▲ゲーム開始時は「ラッキー」の状態から始まり、レベル4で「ハピナス」へと進化する。起用法としては、上レーンや下レーンに出撃してアタッカーのポケモンと組むことになりそうだ。
ハピナスは、戦闘能力こそ低めだが、味方への回復や能力上昇の効果を与えるわざが多く、補佐能力が抜群のポケモンとなっている。単独より、味方と一緒に行動することで能力が活きる結果になるだろう。
また、通常攻撃は一定時間経過で強化攻撃となり、与えるダメージが増加する。そのほか、特性として「しぜんかいふく」を所持しており、自分の状態異常をすべて回復することができる。なお、この特性は発動すると、次に発動するまで一定の時間が必要となる。
ここからは、取得する技の詳細を紹介していく。まずはラッキーが使用できる「はたく」と「いやしのはどう」について。範囲攻撃である「はたく」は命中した相手の移動速度を低下させられるため、チャンスがあれば相手ポケモンのKOを狙っていきたい。また、「いやしのはどう」で自分と味方ポケモンの両方を回復させられるため、序盤から相手ポケモンと殴り合っても有利な状況を作りやすくなるだろう。序盤は、同じサポート型のプリンやヒメンカと似たような操作感となっている。ただし、近接タイプであるため攻撃範囲が狭く、止めになるような強力な一撃ないため、レーンで組む相方は、一撃の火力が高い「ルカリオ」や離れた位置から強力な技を放てる「アローラキュウコン」といったポケモンとの相性が良さそうだ。
●はたく
リキャスト：6秒
わざ種別：遠隔
指定した方向へはたいて攻撃する。わざ命中時に範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、移動速度も少しのあいだ下げる。
●いやしのはどう
リキャスト：10秒
わざ種別：回復
自分と、指定した味方のポケモンのHPが少しのあいだ継続的に回復する。
レベル4になるとハピナスに進化すると共に、「タマゴうみ」か「しんぴのまもり」を覚えられる。まず「タマゴうみ」は、現在、回復技を使用できるポケモンが「ワタシラガ」しかいないという点から見ても非常に有用。わざを最大3回（アップグレード後は最大4回）まで保有しておけるという点も非常にユニークで、戦況によってプレイヤーが使いどころを見極める能力は必要になるが、より臨機応変な対応が可能となっている。一方、状態異常を回復して妨害無効の効果を得られる「しんぴのまもり」は、敵と味方が入り乱れる集団戦でその効果を存分に発揮できそうだ。動きが止まってしまう「こおり」や「マヒ」状態を恐れる必要がなくなるほか、例えば相手のカビゴンの「ヘビーボンバー」やウッウの「なみのり」に合わせて発動すれば、相手の思い通りに味方の動きが止まらず、一気に反撃に転じることも可能となってくる。
●タマゴうみ
リキャスト：2秒
わざ種別：回復
タマゴを味方のポケモンに投げ、自分とそのポケモンのHPを回復する。わざの最大保有回数は3回。アップグレード後は、わざの最大保有回数が増える。
●しんぴのまもり
リキャスト：11秒
わざ種別：能力上昇
指定した味方のポケモンの状態異常を回復し、少しのあいだ妨害されないようにする。アップグレード後は、指定した味方のポケモンにシールド効果も付与するようになる。
続いて、レベル6になると「タマゴばくだん」か「てだすけ」を覚えられる。ハピナスを使用してみて、最も強くなる瞬間を感じられたのがこのレベル6のため、残り7分50秒で出現するカジリガメまでに、上レーンや下レーンで最低でもここまではレベルを上げておきたい。相手の動きを止められる「タマゴばくだん」は、使用感としてはカビゴンの「ヘビーボンバー」に似ている。遠距離から届くため、相手のポケモンを牽制したい場面でも気軽に使用できそうだ。しかし、筆者がより強さを感じたのはもう一方の「てだすけ」だ。自分と周りにいる味方ポケモンの通常攻撃の速度が上がる効果と、自分の通常攻撃が強化攻撃になる効果で火力が一気に跳ね上がる印象を得られた。これは、相手ポケモンとの対面だけでなく、カジリガメやサンダーを倒したい場面でも大いに活躍してくれることだろう。また、範囲が広く使い勝手が良さそうなのも良いポイント。通常攻撃が強力なエースバーンやゲッコウガとの相性が良さそうなので、味方と連携して上手くKOを取っていきたい。
●タマゴばくだん
リキャスト：7.5秒
わざ種別：遠隔
指定した場所へタマゴを放り投げる。放り投げたタマゴは爆発し、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、ふきとばす。アップグレード後は、ふきとばした相手のポケモンの移動速度も少しのあいだ下げるようになる。
●てだすけ
リキャスト：9秒
わざ種別：能力上昇
自分と、周りにいる味方のポケモンの移動速度が少しのあいだ大幅に上がり、通常攻撃も速くなる。わざの効果が続いているあいだ、自分の通常攻撃が強化攻撃になる。アップグレード後は、わざの効果が続いているあいだ、通常攻撃のダメージが増加する。
最後に、ユナイトわざ「ハピハピアシスト」について。覚えるのがレベル8と早めに設定されているため、序盤はこのアドバンテージを活かして戦局を有利に傾けたい。チーム全体に攻撃面でも防御面でも貢献できるという効果はこれまでになかったもの。相手を倒し切りたい際には、ハピナスのユナイトわざを起点にして攻勢に転じる場面も増えてきそうだ。
●ハピハピアシスト
わざ種別：能力上昇
指定した味方のポケモンにダッシュでタマゴを届ける。ダッシュ中、当たったり、周りにいたりした相手のポケモンをふきとばす。タマゴを渡してから少しのあいだ、シールド効果を与え、攻撃と特攻を上げ、そのポケモンが受けたダメージを一部引き受ける。
今回、ハピナスを使用してみて感じたのは、味方ポケモンと共に行動することで、その強さが最大限に引き出されるポケモンであるということ。逆に、単独でいるところを狙われると厳しい対面が多いため、こっそりとゴールを狙いたいときなどは細心の注意を払うようにしたい。終盤の集団戦では、ギリギリまで相手を引きつけながら有利と思ってもらえる場面を作ろう。ハピナスを上手く使うことができれば、集団戦に加わって回復や能力上昇で相手のダメージ計算を狂わせ、一気に逆転することができるだろう。
■『Pokémon UNITE（ポケモンユナイト）』
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