【決算レポート】アカツキ、第1四半期はゲーム不振で17年以降で最低水準の営業利益に 新作開発やIP事業など成長性を高める先行投資に注力

 

アカツキ<3932>の第1四半期(21年4月~6月)の連結決算は、売上高51億2000万円(前四半期比23.4%減)、営業利益9億円(同55.0%減)、経常利益8億9100万円(同54.0%減)、最終利益5億6600万円(同56.1%減)だった。前年同期比で減収・大幅減益での着地となったが、同社では、既存ゲームの売上が低調に推移したことが主な要因としている。

 

・売上高:51億2000万円(同23.4%減)
・営業利益:9億円(同55.0%減)
・経常利益:8億9100万円(同54.0%減)
・最終利益:5億6600万円(同56.1%減)

 

 

『ロマンシング サガ リ・ユニバース』は前年同期と同水準の売上だったが、その他のタイトルが苦戦した。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』については周年イベント直後の四半期ということもあって、大きなイベントは行わなった。『HoneyWorks Premium Live』など2021年3月期にリリースした新作の寄与は限定的だった。

 

 

同時に下期にリリースする予定の新作1タイトルをはじめとする新作開発に注力するともに、IP事業における取り扱いIPや展開チャネルの拡大、人員の増強など先行投資も実施した。営業利益は、2017年以降で最も低い水準となったが、将来の成長に向けた仕込みを行っている時期でもあるようだ。

 

 

株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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